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子どもの感情コントロールのコツ♪

子どもが怒ったり、泣いたり、叫んだり、喚いたりして制御不能になったとき。
逆に、親から見ると些細な失敗で、ものすごーく落ち込んだり、絶望しているとき。
親としてどんな言葉を掛けていいのか、どう接していいのか分からない、という声をよく聞きます。

実は、こういうときは、無意識に「親の都合」が優先されてしまっていることもあります。

子どもが泣いている

(親が)子どもに泣き止んでほしい

子どもが泣き止んでくれると(親が)助かる

喚く子ども

子どもが喚いている

(親が)子どもに喚いたり、叫ぶのを止めてほしい

子どもが喚くの止めてくれると(親が)ホッとする

落ち込んでいる子ども

子どもが落ち込んでいる

(親が)子どもに早く立ち直ってほしい

子どもが立ち直ってくれると(親が)安心できる


気をつけてもらいたいのは、子どもが感情を無理やり抑えたことを、親が褒めてしまうと、子どもは感情を表に出しにくくなってしまいがちです。
では、どうすればいいのか?
それには、お子さん自身が、自分自身で感情コントロールをできるようになることが大切です。 今回は、子どもの感情がバーっと溢れ出たとき、心の波を落ち着かせるのに効果的な方法、声掛け方法をご紹介します。

1)親が共感の気持ちを表現すること。


まず何よりも大切なのは、親が子どもの感情に共感してあげることです。
例えば、子どもが悲しんでいるときに、「悲しかったんだね」と声をかけて
あげるだけで、子どもは気持ちが少し軽くなります。共感する言葉には、子どもにとって「自分の気持ちが大切にされている」と感じさせる力があるんです。

例)大好きなオモチャが壊れて悲しんでいる子どもに対し
→「大事なオモチャだね。壊れちゃって悲しいよね」

2)子どもに安心感を与える言葉掛け

不安を感じているお子さんには、とにかく安心感を与えられるような一言が効果的です。「ママがここにいるよ」ですとか「大丈夫、一緒に考えよう」という短い言葉が伝わりやすいです。

例)夜、暗闇が怖いと不安になっている子どもに対し
→「ママがそばにいるから、安心して寝ていいよ」

3)子どもの気持ちを受け入れる言葉掛け

怒りや悲しみでいっぱいのお子さんには「そんなことしちゃダメ」「そんなんじゃダメ」という否定の言葉をかけるのではなく、「そう感じるのも分かるよ」という受容の言葉掛けをしてください。

例)雨が降っていて、楽しみにしていた外遊びができずに怒っている子どもに対して
→「きょうは外に遊びに行けなくて怒っているんだね。行きたかったよね」

4)子どもに行動を提案する言葉掛け

お子さんが内なる感情に押しつぶされそうになときは、子どもが「次に取るべき行動」をお母さんから提案してあげる言葉掛けも有効です。
指示ではなく、あくまで提案です。
ここはシンプルに、お子さんに対して「どうしたい?」と聞いてあげたり、選択肢を提示して「じゃあ、これをしてみようか」と提案することで、子どもは自分の感情の整理がつけやすくなります。

例)子どもがお友達とケンカして泣いているとき
→「いま、謝りたい気持ちになっている?それとも、もう少し落ち着いてから、話したい?」

5)子どもを褒めるよりも、子どもを認める言葉掛けを

感情コントロールに限ったことではなく、日常的に子どもの行為をそのままを認めてあげる言葉掛けが大切です。
親は、子どもが泣き止んだり、喚くを止めると、つい「エライね」と言って褒めてしまいがちです。
しかし、「エラい」や「すごい」ではなく、例えば「自分で気持ちを落ち着かせることができたんだね」というように、子どもの行動そのものを口に出して伝えてあげることで、お子さんの心の成長を促すことができます。

例)子どもが積み木を高く積み上げられたとき
→「どうやってこんなに高く積んだの?」(※エラい、すごい、ではなく)

子どもの気持ちを受容する言葉掛け

今回の記事の内容について、私のYoutubチャンネルでお話しています。
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