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「自信あります」「できます」と言われたら要注意!?

以前に、「面接では自信がない人を採用すべし」という記事を書きましたが。

私は逆に「自信あります」「できます」という人は一歩引いてみるようにしています。

なぜ一歩引くのか?

一般的な就職面接などでは、あると有利とされる「自信」。
自分に自信がある人はとても魅力的です。
それにそもそも「できます」と言ってくれないと、お仕事をお任せすること自体不安で仕方ないですよね。
それにも関わらず、なぜ私はこれを一歩引いて見ているのか?

それは。
何を根拠に「できる」と判断しているのかが、初めのうちは見えないから

たとえば「Excelができます」という一言でも。

・使ったことがある
・文字入力ができる
・表やグラフが作れる
・関数が使える
・ピボットテーブルが使える
・VBAが使える

など「できる」のレベルが人によって違います

そして「(一度でも)使ったことがある」=「できる」という表現を使う人も少なからずいらっしゃるのです。
逆に関数などを使いこなしていても、「VBAは詳しくないので」という理由で「あまりできない」と表現される方もいらっしゃいます。

だからこそ自己申告の「できる」をそのまま鵜呑みにしてしまうことは危険なのです。

肩書きやビッグネームを強調する人は特に要注意

またよくあるのが
「●●さん(大物)とも仕事しました」
「こんなにたくさん資格持ってます」
「大手企業で働いていました」
などと肩書きやビッグネームとのつながりを強調する例。

もちろん資格や大手企業での勤務経験・取引経験がプラスに働くこともたくさんありますし、それが相手に安心感を与えるということもあるのですが。
それをわざわざ引き合いに出すということは、自分の自信のなさを無意識に隠している可能性も。
重要なのは「どこで誰と」ではなく、「その人がその中でどんな仕事をしてきたか」だと思っています。

自信がない人の方が伸び代がある

理由として、実はこれがとても大きいです!
「なんでこんなに優秀なのに自信がないんだろう」という人、たくさんいます。
一緒に仕事をしている経歴17年のウェブデザイナーさんも「今でも自信が持てない時が多い」と。
「え、なんで?」といつもビックリします。

でも自信がないからこそ、自分に足りないところを補おうと学ぶ姿勢があったり謙虚さがあったり、やり方も柔軟に変えたり、新しいものも採り入れていこうとする姿勢があるんですよね。

逆に「できる」と口にする人は、自分が一定レベル以上であると思っているので、それ以上学ぶ姿勢がなかったり、「私が正しい」と自分のやり方を押し通そうとすることも。
「私の方が知識があるから」と見下され、こちらの指示を聞き入れてもらえず困った経験もあります・・・。

本当にできる人もいる!その見極めは?

とはいえ、「できます」という人=ダメというわけではなく。

相当なハイレベルに到達している方もいらっしゃいますし、経験がないことでも「できます!」「やりたいです!」と言って、しっかり帳尻を合わせて仕上げてくる人も一定数います。

ではそれをどうやって見極めているのか?

確実に見極められるというわけではなく、あくまで自分の主観に基づくものですが。
私が基準にしているのは以下のポイントです。

・仕事に対して前向き
 まずこれが大前提。
「仕事が楽しい」という気持ち&やる気がないと、頑張れないので。
・経験=スキルアップ、と捉えている
 未経験分野でも「やってみたい」と興味を示す人か?
・意見を聞いてくれる謙虚さ、柔軟さがある
 自分の意見ばかり押し通そうとしない。
・有言実行!言い訳しない
 
口だけじゃない、って大事。ミスしたときの対処でわかる場合も。
・レスポンスが早い
 メールでのやりとりがスムーズだとやはり印象がいい!
 また文面から人柄を読み取ることも多いです。
・マウンティングしない
 前述の通り、肩書きなどを強調する場合は要注意!

これらは実際にお仕事を一緒にしてみないと、判断するのが難しいところもありますが。
面談でこれまでの経験や仕事観などをお伺いすると、言葉の端々に現れていることがあり、把握できる部分はあります。

ぜひ参考にしてみていただければと思います!


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