復讐をする事にした。
先日、外食をしていて、
お怒りモードの接客を受けた。
どうやらわたしが呼び鈴を使わず、
近くにいた受付の人に手を挙げてしまった事が
まずかったらしい。
(まずいの?)
ただ、そのあまりにもわかり易すぎる
店員さんの「わたし、怒っています。の態度」に
びっくりしてしまった。
楽しかった食事の場も
一気にトーンダウン。
さすがにこちらも気分が悪くなってしまった。
なんかおかしくないか???
だんだんと腹が立ってきて、
こちらも負けじと怒ってやろうか?と思った。
ただ、
よく考えてみたら、赤の他人への怒り方がわからない事に気付いた。
こういう時って、どうやって怒るんだろう?
そうこう考えている間に、
怒られながらも追加で頼んだ
ネギチャーシュー麺が届いた。
そして、
その細麺のおこぼれを頂戴している時に、
怒り方はよくわからないので、
よし。復讐をしよう。と思った。←
陰湿な事の方が得意だと思った。
なので、相手の嫌がる事は何か?を
細麺を啜りながら考え始めた。
スープはあっさりしていて美味しかった。
以前どこかで、"わたしは怒っています。とあからさまに表現する人は、相手に、申し訳ない。とか、悪かったな。とか、そう思わせる事を目的としている。"と聞いたことを思い出した。
本当のところがどうかはわからないけれど、もしそうであるならば、いつまでもわたしがしょぼんとしている事は相手の思う壷に他ならないので、いっそ、楽しげにしている様をお見舞いしてやりたい。と思った。
というか、そもそも、機嫌を悪くした相手に乗せられて、自分自身も気分を悪くしている事が嫌だったので、例えフリでも楽しげにする事は自分の為にもなるし、相手への復讐と合わせて、これは一石二鳥ではないか!と嬉しくなった。
そこから、驚くほどスパっと気分が変わった。
わたしは、昔から気持ちの切り替えがとても下手くそで、何か嫌な事があると、しばらくそこから抜け出せない事が多かった。
今も相変わらずこうして、すぐに相手の機嫌に巻き込まれてしまい、うにゃうにゃと考え込むことが多い。
なので、この気持ちの切り替えの体験は
わたしにとってはとても大きな経験だった。
手法はどうあれ、
自分の気分を切り替えられた事
(納得した着地点を見つけられた事)は
すごく嬉しかった。
また、自分の持っている
陰湿さの扱いにも、光が射した気がした。
陰湿を封じ込めるのではなく、
正直に陰湿である事だと思った。
それは自分にとって
とてもフローな事だと思った。
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