息子の男気
ゴールデンウィークも開けて、中総体・高総体の地区大会に向けて、子どもたちの部活が活発になってくる時期である。
息子は中学の時、ある運動部に所属していて、中3の時は部長だった。
本人なりに、学校の部活の練習の他にも外部コーチに付いたりして、結構本気でやっていた。
でも、彼は、利き手の手首に先天性疾患があり、酷使すると、腫れたり痛んだりする。
中3の、最後の地区大会前、頑張りすぎたのか、これまでにないくらい手首が腫れて痛みが酷くなった。痛みで眠れず、箸も鉛筆も持てなくなったので、定期検診を待たずに大学病院の主治医を受診した。
すると、すぐに手術日程が決められ、最後の大会も、もちろんドクターストップ。
彼は、部長であるのに、大会直前になって出られなくなったことでチームの士気を下げてしまったと責任を感じていた。
でも、体が大事。手術も受験も控えている身だということで納得した……はずだった…。
迎えた試合当日。
彼は、ビックリすることを、やらかした。
息子が高2になった今でも、この時期になると、あの日のことを思い出す…。
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