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冬の色

寒さが続く毎日です。
春の気配も感じますが春はまだまだです。
久々にお天気に誘われて川縁を散歩に出掛けました。なにかを見つけに…
冬の川縁にはどんな色がある
冬は枯草色しか無いよね
どんな色見つかる?
しかし冬とはいえ緑の木々の枝もある
目を楽しませたのは
すすきの白い穂の群れで並んで揺れてます。美しい冬の風景
風もなく川面も穏やかに青空を映し、青の水面に白い穂は優雅です
豪華では無いけど美しいです
人の内面は目にはみえませんが
もし見えるならすすきの穂のようにしなやかで凛としていたいものです

夕刻の川縁も静かに美しいです
夕暮れの空を見上げると彼女の詩を
思い出します
「創造主である神はなんて律儀な方毎日夕暮れにはたくさんの色を鏤め私たちを楽しませてくださる! 」
エミリ ディキソン の詩の一節
だった思いこんでましたが
詩集ひっくり返しても探しきれません
記憶なんてあてならない
忘却とは 忘れ去ることなり(ラジオドラマ君の名は の冒頭のナレ-ションだそうです)
ついでに
記憶とは あてにならないことなり
これは自分の実感

ディキソンの詩は好きです
  
「This is my lettre to the World」

これは私の世界にあてた手紙です
返事をもらうことの無い手紙です
季節の移ろいの細々を
同胞のあなたへ手渡します
どうぞ私を優しく受けとめてね
 

最後の行でjudgeと単語がでてくるけど裁くという意味でない訳しかたをしたいと考えて
受けとめてと訳してみました(あなたの心のなかで吟味してほしい)そんなふうに感じます

ディキソンの作品には 彼女の生死感がありその国の時代背景 歴史も学ばないと理解し難いですが、私なりに和訳してみたいなぁと思います



これからの雨が降り大地に春のにおいが満ちたならすすきは雨にぬれ緑のエネルギ-にのみこまれあたり一面春のパワーが漲るでしょう


誰も気づかぬうち季節は入れ替わり当たり前のように新に春は君臨する
いつもなら寒いからと
外に出るのも控えてしまうけれど
冬の楽しみ見つけられたから外に出るを冬の目標にしたい

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