進撃の巨人最終回を読みました(ネタバレです)
先月号で散々打ちのめされたので(主に推しのことで)、最終話を読むのが怖かった。
でも先月号以上の地獄は自分にとってはないと思っているので覚悟を決めた。
いきなり子どもの姿のエレンとアルミンの会話で始まり、ページ飛ばした?本編じゃないやつ買ってしまった?と混乱してしまった。
読み進めてもこの世界線が一体どこなのか予想できず、1ページめくるたび一呼吸必要だった。
だから見開き(アプリで読んでいるので右ページ半分しか表示されない仕様ではあるが)に人間の姿のジャンと涙目で安心するライナーが見えた時は思わず声を上げてしまった。
よかったあ・・・・・・。
進撃に甘い展開は期待しない方がいいと思っていたけれど、先月号で容赦なく無垢の巨人にさせられたメインキャラ達を見たら、さすがに最終回で元に戻る展開があるんじゃないか・・・?と心の奥で思っていたところがある。
ガビの巨人化なんてファルコがここまで追ってきた意味が全て台無しになってしまうし。
コニーもコニーのお母さんも助かって良かった。コニー母は足が悪かったけど、逆に足が悪かったために動けずあのままになっていた訳で、動けないからという理由で殺されることもなかったんだよね。
サシャんちのマーレ訛りの件はどこかで回収されるのかなって思ってたけど結局無かったなあ。単純に先祖がマーレに住んでいたってことなのかな。
男女カプ好きのおたくなのでジャンの未来について考えてしまうのだけれど、終盤にグイグイきてたピークとの可能性も妄想次第で希望ある終わり方だったのが嬉しい。最後にしゃべってたしそれなりに交流あるポジションで落ち着いた感じがする。
まだミカサのことは諦めていないようだったから、10年先までミカサのことを思い続ける展開もそれはそれでありだし。ミカサもいずれは誰かと・・・と思うと全くの他人よりは近くで見て来たジャンの方がエレンも安心するような気もするし(逆に嫌だったりするかな)
でもジャンも頑張ってきたから10年先までミカサを思い続けるより、スッパリ諦めてジャンにとっての幸せを手に入れて欲しい気持ちもあるんだよなあ。
と、読了直後は予想より悲惨な結末にならなかったなあ~なんて思っていたけれど、人類めちゃくちゃ減っちゃったし、争いは絶えないし、パラディ島の未来はどうなっちゃうのって感じで全然喜べないのね・・・。
先月号が作中屈指の地獄回だったせいで今回すごいハピエンに見えるけどグラフにしたら0よりちょっと飛び出た程度か下手したらマイナスよ。
エレンは殺すしかない展開だとは思っていたけどまさかこんな思惑があったなんて・・・。ミカサへの想いも今回はっきり分かったから余計辛くなってしまった。情けないエレンは初期の頃を思い出すようでほっとしたような、切ないような。いや~~~切ないよ。エレンとミカサ、幸せになって欲しかったなあ・・・。
でも伏線回収はきれいさっぱり終わったのかな?ベルトルトの件がここで回収されるとは思わなかったし(というか忘れてた)。気づいていない伏線を見つけるためにまた最初から読もう。
マレー編あたりからエレンが全く分からなくなっていたけど、今度はエレンに感情移入しちゃうな・・・。
諫山先生、長期の連載お疲れ様です。素晴らしい作品をありがとうございました。リアルタイムで最終回を楽しめたことがとても嬉しいです。そして、どうしても次回作を期待せずにはいられません。