場数を踏ませる「とにかくやってみる」
ぐんぐん成長する子どもと、伸び悩んでしまう子ども、両者を分けるポイントはもともとの才能でも素質でもなく「とにかくやってみる」という姿勢です。
多くのスポーツ選手や起業家たちは「失敗」から学んで成功しています。
言い換えれば、失敗しても挑戦をやめないので、最後には失敗を「成功の種」に変えてしまうのです。
「失敗」への向き合い方が、その後の成否を決めていると言ってもいいかもしれません。
重要なのは「100点をとる」「1位になる」といった成功体験の数を増やすことではなく、ひたすら「場数」を踏ませること。
「とにかくやってみたら?」と子どもの挑戦をする声かけを心掛けることです。
正しい「失敗への向き合い方」を親は子どもに伝えなくてはなりません。
子どもの心を動かすほめ方は結果が出なかったときほど子どもを「本気で」ほめることです。
子どもをほめて育てたい、と思っていても「毎日のようにほめる」のは、なかなか難しいものです。
ほめたくても子どもがなかなか「ほめられる」ようなことをしてくれない、ほめるタイミングがわからないという心境の保護者は多くありません。
それは「出来た」ということに着目しすぎているのかもしれません。
ほめるタイミングというのは結果をだしたり、成功したりしたときだけではありません。
むしろ子どもが失敗したときにこそ「よく頑張ったね」とほめることが自己肯定感を育む上でプラスになります。
言い換えれば「プロセスをほめる」ということです。
結果がでなくても「かけっこで最後まで諦めないで走った」「ズボンがうまくはけないときもすぐにママに言わずに1人で頑張っていたこと」「お手伝いをしていて失敗したときはしくれた思い」など・・・沢山失敗からほめることができます。
成功しなかった、失敗したときにこそほめる意義が生まれます。
「言葉」よりも「態度」が大事
子どもにどのような態度や言葉でほめてほしいかという問いに
☆ 嬉しそうな態度で自分と向き合ってほしい
☆ 笑顔ならどんなことでも
☆ ちゃんと目をみてほしい
☆ 1対1でほめてほしい
という回答がありました。
ほめるときは「笑顔で」「やさしく」「子どもの方を向いて」という3つポイントに気をつけてみると子どもの心により言葉が届くと思います。
おさらい
・ 場数を多く踏ませることで多くの失敗から成功の種を見つける。
・ そのためには失敗したときの親の関わりが大切で、失敗したときほど沢山ほめてあげること。
・ ほめる態度は「とびきりの笑顔でしっかりほめる」ことを意識する。
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