「叱る」ときはまず子どもを安心させよう
「効果的」な叱り方とは?
多くの親が「ほめて育てたい」と思っていますが、現実的にはなかなかそうはいきません。
ついつい怒ってしまう、思わず怒鳴ってしまってあとでそんな自分自身に落ち込む、そんな経験をしている親御さんも多いでしょう。
子どもは親の反応を見て、善悪や社会のルールを学んでいるので、実際には「明らかにいけないことをしたときに叱る」ということは避けられません。]
せめてそんな時は感情的にならず、効果的に叱りたいものです。
「叱る」ときのお勧めは叱る前に「嫌だったんだね」「悲しかったんだね」と一言共感をはさむことです。
「なにやってんの!」「はやくやりなさい!」などすぐさま感情をぶつけるのではなく、子どもの心を開いたあとに「してはいけないよ」と注意することできっと子どもは理解してくれます。
この方が効果的でもあります。
(言葉が理解出来ない年齢のときはスキンシップをとってから手振りなどで知らせるのも良いかと思います。)
感情的になるということの要因は「子どもの言動にまともに反応してしまう」ことです。
人間は誰でもそうですが、考えていることと言葉で発することは一致していません。
思わず口に出してしまった!ということもありますし、思っていても言葉にならないこともあります。
子どもの場合はなおさらです。
時々子どもは大人に対して失礼なことを言うときがあります。
良い保護者ほど子どもの言葉に反応しません。
上手な叱り方とは「その子が本当に何を言いたいのか?」心に注目すると対応も変わってきますし、言い争うことも減ると思います。
「遊んでほしい」「かまってほしい」「見ていてほしい」など心に注目して関わってあげることが大切です。
叱られてばかりいる子どもの自己肯定感は下がっていきます。
自分に自信がない子ども、また他人の目を気にするようになります。
その結果、自分のストレスを何かにぶつけるようになりますし、それを隠れて行うこともあるでしょう。
「子は親の鏡」です。
叱られてばかりの子どもは、いつかどこかでそれを誰かに、もしくはぶつけてしまう可能性がある、ということを忘れないで下さい。
子どもが想っている気持ちを考えてみましょう。
「嬉しかったこと」「悲しかったこと」「怒っていること」「もっとやりたい気持ち」「頑張っていること」に注目して認めてあげることで叱ることが減り、子どもの自己肯定感は上がっていきます。
子どもの想いを理解することが子育てだと僕は思います。
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