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クリーニングをしたら、奇跡が訪れた話。

今日私の前に訪れてくれた、小さな奇跡の話。

うちには、小学生の子どもが二人いる。
六年生の息子は、来月中学受験を控えている。
なのに全然と言っていいほど、勉強しない。少なくとも、家では。
今夜も、妹ときゃっきゃと遊んでいた息子の姿を見ては
あと一カ月を切ってるよ? 本当に勉強しないの? この時期って過去問とか、やり込むものなんじゃないの?
心配と不安が絶え間なく押し寄せてくる。
普段ならここで、どっかーんと爆発して怒鳴ってみせたり、ゲームを取り上げるよと脅してみたり、そのままじゃ全落ちするよと呪いの言葉まで放ってみたり、あの手この手で息子を勉強に向かわせようとしてきたのだけど……。

今日はふと、久しぶりにホ・オポノポノを思い出して、自分の内側の心配と不安をクリーニングした。
ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています。
何度か、静かに心の中で呟く。
心の中が平安になるまで。

そうしたら、下の階で遊んでいた子どもたちが私の元へやってきて、
「勉強でしょ。嫌だけど、やるよ」
と言って来た。
私、何も言ってないのに……。
驚いた。こんなこと、これまでほとんどなかったものだから。
これが奇跡でなくて何なんだろう。
ホ・オポノポノの効果には、本当に驚くばかりだ。

そうだった、そうだった。
「鏡の中に映っているもの(現実)をいくら変えようとしても、変わらない」
変えなくてはならないのは、いつだって私の内側。
子どもたちは、光輝く神の子で。いつだって絶え間なく、その光を輝かせているのだった。
私の内側の曇ったフィルターを通してみるから、彼らが曇って見えてしまうだけで。
何のフィルターもなければ、彼らは彼らの輝きをただ放っているだけ。
「全然勉強しない」「受験直前なのにやるべきことをやらない」と決めつけて、彼を曇った眼で見ていたのは、私。

今夜、彼は自分が決めたことをちゃんとやり通した。
志望校に向けて、やるべきことをやった。
塾に行き勉強してきたのに、さらに帰宅後に集中して勉強をした。
すごいことじゃないか。
私が彼らと同じ年の時、こんなに家で集中して勉強してただろうか?
記憶にある限り……全然してなかった。
ついつい、大人の目線で子どもたちをジャッジしてしまうけれど、もし私が子どもたちと同い年だったら、私よりはるかにスゴイ子たちだと思う。
私はこんなに努力できる子どもじゃなかった。彼らの方が何倍も努力家で、優秀だ。
こんな素晴らしい人たちが、私と家族になってくれた。本当に感謝だ。

そんなことに、気づいた夜。私にとっての、小さな奇跡。
真摯に内側に向けてクリーニングをすると、いつもこんな風に、小さな奇跡が訪れてくれるんだ。
何度私が、忘れても。
いつだってホ・オポノポノは、奇跡は私のすぐそばにあるんだと、教えてくれる。