牧場はみどり
日高山脈の雪はいつの間にか、すっかり解けていた。朝晩はちょっと肌寒いと感じる。
青々
今、浦河は新緑がとても綺麗だ。牧草地も青々としている。運転をしていても気持ちが良い。おぉ牧場はみどりって鼻歌の1つも歌いたくなる(この童謡、もう学校で教えないのかな)。
手入れ
自然の恵って思いがちだが、牧草地の整然とした美しさは人手が大いに関わっている。今日も道路を挟んで向かいの牧場のスタッフの方が法面の雑草を機械で刈っていた。こういう作業をしてくださるからこそ、綺麗なのだ。
平地ならゴルフカートみたいな芝刈り機に乗って刈れる。
優駿ビレッジアエルで去年、集団でこんなのに乗って、作業をしているのを見たことがあるのだが、遠くから見るとチョロQが走っているみたいで、可愛かった(ちょっと乗ってみたい衝動に駆られた)。
が、法面はそうはいかない。斜めになっている足元を気をつけながらの作業は大変だと思う。作業をしている人全員に感謝。
John Deere
この緑と黄色がトレードカラーのJohn Deereはアメリカの会社で、世界的に有名な会社だ。トラクターとか、とにかく大きいというイメージがあったのだが、静内の国道沿いの一等地にディーラールームというのだろうか、車のディーラーと同じようにガラス張りの空間に比較的コンパクトなものが展示されていたのを見て、最初びっくりした。北海道に来るまで見たことがなかった。
サブスクリプション
John Deereを知ったのは、この会社が農機でサブスクリプションビジネスを始めた事例をIT企業が紹介していたからだ。Spotifyとか、NetFlix同様、定額料金を払うことでいつでもメンテの行き届いた農機を所有せずとも使えるというビジネスだ。
IoT
しかもJohn Deereが自社で所有する機械ならセンサーなりチップを搭載するなどして、データが取れる。常にデータを取っていれば、異常が起こる前に予兆をとらえて、パーツを交換するなどで、故障を事前に防ぐのにも役立つ。といった具合で、農機とITは案外、相性も良く、これぞInternet of Things (日本語訳は「モノのインターネット」となっているが、ピンと来ないなぁと思うのは私だけだろうか)、最先端というわけ。
ぐんぐんと草が伸びるこれからの季節、牧草地では色々な機械が活躍することだろう。働く車、見るの結構好きなんです。馬と両方見られるなんて、嬉しいな。