見慣れぬものたち
ムーミン谷?
春を告げた後、蕗の薹がどうなるのか、浦河に来るまで全く知らなかった。ニョキニョキと伸びて、運転していると、道路の法面とかに集団で揺れる姿は、まさにムーミン谷のニョロニョロのようだといつも思う。
蕗の薹は花を咲かせ、その花から種ができて、風に飛ばされて、うまく地面に着地すると将来(次の春?)蕗の薹になるのだそうで、蕗の薹のあの食べる部分がフキにはならず、地下茎から葉が出てくるので、ニョロニョロの脇にはすでに気の早いフキが出て来ている。
東京?
久しぶりに完全オフの日曜日の今日、この路地を訪れた。いつも広々とした牧草地ばかりを目にしていると、東京ならそこここで見かけるようなこんな路地に足を踏み入れるのが、とっても不思議な気分だ。異空間に入って行く感じがした。
そこには八雲というラーメン屋さんがある。中に入ると、浦河に来ておよそ3ヶ月にして初めて、席に着くのに待たされた。並んで待っている人がすでに店内にいたのだ。
人気のお店のようで、特に若い人たちが多くて、すごく新鮮だった。日本の多くの市町村同様、浦河も高齢化しているようで、あまり普段、若者を見かけないように思うからだ。若者にまじってがっつり、いただきました。美味しかったです。
ワシ?
お腹がいっぱいだなと家のリビングでくつろいでいたら、何か大きな物体が目に入ってきた。
ワシだろうか? この直前に、牧草地で何かを捉えて食べていた。慌ててカメラを取り出すと、すでに空中って思ったら、こんな近くを風にのり、飛んでいる。今日は風が強いし、その吹く方向のせいなのか、窓の外を見ると、何羽もいた。
ナウシカというか、グライダーというか、羽をばたつかせることなく、飛ぶ感じがかっこいい。目の前を通過して行った。
何だかいつもと違うものを目にした日だったなぁ。