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馬産地の休日エンターテインメント

家に隣接する牧場では今年2頭の仔馬が生まれた。4月と5月と少し間隔があいての出産だったので、2組の親子が同じ放牧地に放たれるまでずいぶんと時間がかかった。仔馬が生まれてすぐはごく小さな放牧地というかパドックに親子のみ、それから少し広いところで親子のみ、それから他の親子と合流し、今月に入って、一番広くて高低差もある隣の放牧地の住人となった(この牧場は昼間のみの放牧)。仕事をする机からの眺めが上の写真だ。間近に仔馬が見られて幸せ。

生産牧場ではこのように注意深く、段階を経て放牧をするのだが、事故もある。馬がうれしくて走り出して、きゃっほーっとなっているとき、よく後ろ脚を蹴り上げるのだが、愛馬の預託先では、仔馬が片目を蹴られて失明してしまった。幸い、命に別状はないが、中央競馬では走れない。

Xで生まれつき小眼球症という病気で片目が見えない福ちゃんという馬の動画をよく見ているが、愛馬の牧場の子も牝馬で、繁殖馬にはなれるからと、今は他の親子とは離れて放牧されてはいるが、元気に過ごしている。

競馬のレースをみていると、調子が良いだ悪いだと色々解説されるけど、レースに出られるってやっぱりすごいことなんだとつくづく思った。

馬産地エンターテインメント

昨日、隣町(我が家からは10分くらい)の牧場に動物たちがやってくるというので、のこのこ出かけて行った。

馬産地にいても、馬に触れる機会は案外ないし、すぐそばに動物園もないから、子供達には楽しいイベントだったのではないだろうか。私はもう終了も近い時間にいったので、ゆっくりと広い場内を回ることができた。午前と昼過ぎに2回のピークがあって、ごった返していたそうだ。

ここは馬喰を営む方の牧場で、子供たちのために、持ち出し覚悟でこのイベントを単独で開いたとのこと。その方から、馬の話を聞いた。そして下の写真のこの馬たち、売り物ではなく、看板馬なんだそう。こんな馬がほしいと思うものね。いかにも健康そうだ。肉付きが良い。背中の乗り心地が良さそうなこの馬(特に河原毛/バックスキンの馬)に裸馬で乗りたい! と伝えたが、ここは乗馬施設ではないから、あまり乗らないけど、乗るなら裸馬、そんな鞍なんか面倒だし、馬もいやでしょ、と言われた。裸馬で乗るのが基本だそうだ。(かつて私は裸馬講習なるものを、かなり高額な参加費で受けたことがあるんです。)

3頭とも看板馬。流鏑馬の馬にも良いよ、とのこと
ヤギと馬。色んな毛色、種類の馬がいる。
子ヤギもいたが、たくさんの子供が人参やキャベツをやったので、お腹がいっぱいで寝ていた。

馬車や乗り物は子供と付き添いの親用という感じなので、見るだけにした。

ポニーの引く馬車
トラクターで引く乗り物
子供たちの乗り物がすべて重機というのがいいなぁ

ロバ

馬を見慣れていると、ロバはやっぱり耳が大きいなぁと思う。王様の耳がロバの耳だったら、そりゃあ、驚くけど、実は耳が大きな王様が本当にいて、物語は真実を含んでいたと知って、二度驚き!

ロバは一頭で寂しいのか、よく鳴いていた。ロバの声って大きくて、馬とはずいぶん異なる。ロバを飼うとうるさいと言われてしまうのも頷ける
ミニチュアホース。ちっちゃい
足にまで毛があるにわとり
コールダック

写真だと、気持ちよさそうな昼下がりに見えるが、実はすごく寒くて、私は寒さに耐えられずに帰宅。風が強くて、体感温度は東京の真冬並みだった。

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