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ダービー嬉し

馬券的には全くダメだったのに、昨日のダービーはなんとも明るい気持ちにさせてくれた。ルメール騎手が勝っても福永騎手だろうが誰だろうが、年齢がここまで取りざたされることなんてないのに、武豊騎手の前に枕詞のように「53歳の」とつけられている。そしてそれが多くの人に様々な意味を持って琴線に触れたのではないだろうか。

しかもレコードタイムで勝つなんて、すごいと思って一夜明けた今日、いろいろなサイトで記事を読んだが、武豊に惚れ込んで馬主になり、武豊と凱旋門賞を勝ちたいと夢を叶えようとしているではないか!

漫画みたい

実は数日前から「ウィインニング・チケット」と言う漫画を図書館で借りて読んでいた。このところ、仕事が混んでいて、そう言う時に限って、この漫画を図書館の本棚で見つけてしまった。そして手にとって借りてきてしまった。翻訳の仕事を複数抱え、週末も頑張らなければならない時に限って。。

もう先が読みたくて、それで翻訳を急いで仕上げて提出(必死の形相をしていたと思う。いつもこれくらい集中できたら、どんなに楽だろう?)。ようやく安心して読んでいる話がまさに騎手と馬主と調教師と、と様々な人がチーム一丸となってダービーを目指したりするわけです。どっちが本当の話でどっちが漫画なんだ? 漫画みたいな本当の話なのか、本当の話のような漫画なのか?

観衆

昨日もいつものように浦河産駒、セーウンハーデス、ジャスティンロックの応援馬券を買ってリアルタイムで観戦。観衆の声援や拍手がなんかとっても懐かしい感じがして、胸がいっぱいになった。日常が戻りつつある感じがなんとも言えず嬉しかった。残念ながら、セーウンハーデスは11着、ジャスティンロックは16着だったけど、菊花賞を勝ったキタサンブラックはダービーで14着だったから、秋に期待したい。

もう1つ

スケールが違いすぎてダービーの話と一緒に書くのは憚られるが、昨日、愛馬と初めて部班運動をしたことが、すごく嬉しかった。部班というのは、複数の馬のグループレッスンで、1列になって等間隔で前の馬について行く。スピードのコントロールができないと前の馬にくっつきすぎたり、間が開きすぎたりしてしまう。

私はいつも1人で乗っているし、以前いた乗馬クラブも個人レッスンしか基本なかったので、他の馬がいるところで乗ることがほぼ皆無。何度か試したが、愛馬は他の馬がいると馬に気を取られて私の指示なんて聞いていない感じ。しかも興奮して走りがち。なので、部班運動をしたことがなかった。

昨日はお昼の時間に乗りに行ったら、他に2頭、同じ時間に乗りに来ている T夫妻がいて(お二人とも顔見知り)、馬場をシェアしたところ、愛馬はやっぱり興奮して指示に従わない。仕方なく下馬して帰ろうとしたら、一緒に部班をやらないか、と誘ってくださったので、一抹の不安を覚えながら、再度愛馬にまたがり、お二人の後につかせてもらった。

興奮して速すぎたりしたが、抑えて譲ってを繰り返し、ゆっくりね、と声をかけ、しかもすぐ前の奥様(めちゃくちゃ乗馬が上手な方なんです)からのアドバイスも受け、なんとか落ち着いて(追い越したりぶつかったりせずに)常歩と軽速歩の部班運動を愛馬でできた! 駈歩はどうする?って聞かれ、今日はやめておきます、と即答。欲張ってはいけないし、私が知恵熱出そうなくらい、これまで教わって来たこと、練習して来たことを総動員して実は乗っていたんです。(部班そのものは他の馬で経験しているのだけど、その場合、馬の方が部班に慣れているので、状況が全然違う。)

短い時間だったけど、楽しかったし、なんとか部班ができたことがすごく嬉しかった。フットサルとかでその場に集まった人でプレイをするって聞くけど、馬に乗りに行って、その場にいた人と乗るなんて、素敵な体験だった。浦河だからできることかも。声をかけてくださったT夫妻、頑張ってくれた愛馬に何より感謝。忘れられないダービーディだわね。


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