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水たまり、楽し

我が家の隣の放牧地の2組の親子はとても仲良しだ。なんとなく、つかず離れずの距離で上の写真のように草を食べていることが多い。

水たまりダッシュ

しかし、実はカメラをズームアウトすると、このように我が家との境界線の所に大きな水たまりがあり、雨上がりの朝、厩舎からこの放牧地へ放たれると、普段仲良く一緒に駆け上がって来る、仲睦まじい親子でも、母馬は我を忘れたがごとく、この水たまりを目指して猛ダッシュをして、一番乗りを決めるのである。

下に位置する厩舎から坂を駆け上がって来る位置にある水たまり

なぜ?って、水で遊ぶのが楽しいから。水たまりの中に入って、前掻きといって、前脚で水をバシャバシャと掻く。音と言い、水がお腹にかかる感触と言い、たまらなく楽しいようだ(馬に聞いたわけではないから、真意はわからないけど)。この位置取りをめぐって、2頭の母馬はしずかにバトル。

ねぇ、順番にやらない? と後ろの母馬は提案している?が、夢中すぎて聞く耳持たず

わずかに負けてしまった母馬の方は思いっきり前掻きできない位置で甘んじていた。

奥の母馬はもっと中に入りたいのだが、これ以上近づくと、手前の馬がそれを許さない
仔馬のことはすっかり忘れて2頭で楽しんでいた。
おかあさん、なにしているの?と遠巻きに呆然と眺める仔馬
わが子と言えども、この場所は譲れないものらしい。
興味を示して近づいてきた仔馬だが、これ以上近づいてはいけないオーラを感じ取るようだ

ちょうど仕事をする部屋のすぐ横なので、朝に限らず、思い出したように日中も水たまりに来ては、バシャバシャと音を立てる。馬が「楽しいなぁ~」と言っているようで、幸せのおすそ分けをしてもらっている気分になる。

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