とんだ誕生日
今日は愛馬の15歳の誕生日。特にお祝いも何もないが、仕事を終えて夕方に乗る予定にし、一日中楽しみにしていた。
いつものように放牧地に迎えに行ったとき、妙に眩しそうにしているなぁと思った。洗い場に連れてきたら、目が腫れていると指摘され、見たらまるでお岩さんのようになっていた。
左目が腫れて目を開けていられない感じ。すぐにお世話になっている牧場の社長さんに連絡して獣医さんを呼んでもらうことにし、乗らずに厩舎に戻した。
時間的に厩舎には夕飼いが用意されていることを愛馬は知っているので、馬房に入るなり直行、すぐに食べ始めた。食欲はあるようでホッとした。
今日はいつもお世話してくれるMさんはお休みの日なので、他の厩務員さんがまさに飛んできてくれ(愛馬は分場にいるので、少し離れた本場から軽トラできてくれた)、一目見て、その場で獣医さんに電話をしてくれた。往診してくれるとのこと、有難い。
診察の結果、目に傷がついているそうで、腫れがどれくらいでひくかは今はわからないとのこと。しばらく乗馬はお休みだ。抗生剤の注射をしてくれ、目薬を差してくれたのだが、流石に痛いらしく、顔を上げて上手くさせないので、鼻ネジの登場。
使うのを見たのは初めて。優しい厩務員さんは「久しぶりの鼻ネジだろう」と声をかけながら使ったのだが、久しぶりの刺激にむしろ顔をあげてしまって、獣医さんが目に手が届かない。「顔をあげちゃだめだろう」と笑いながら顔を下に向ける。鼻ネジってもっと痛がる感じなのかと思っていた。下の説明を読んで納得。
明朝も獣医さんが来てくださるそうだし、目薬も1日3回さすようにと人間の目薬と同じような容器を厩務員さんに渡していた。一安心。
帰り道を運転していてあまりにも暮れなずむ空が綺麗だったので、ルピナスの丘から夜になりつつある浦河の町を眺めた。一番上の写真はその時撮ったもの。美しい景色だった。空や世界が愛馬の誕生日を祝ってくれてるみたいだった。
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