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英国馬留学 - Starting Over

上は寮の部屋からの朝焼け。4週間の集中乗馬レッスンを受けて、グンと上達し、目の前に全く新しい乗馬ライフが開けた(まさにディズニー映画のアラジンの主題歌、A Whole New Worldが聞こえている)のかと言えば、否。自分では見えないけど、騎乗している姿にも大した変化はないと思う。

私の頭の中で今流れているのはジョン・レノンのStarting Overだ。改めて、いい曲だなぁ。

愛馬とはこれまでも1つ1つできることを増やしてきた。ここTallandで学んだことを新たな気持ちでまた1つずつ、愛馬と共に取り組んで行きたい。それがまさに今の気持ちであり、この曲の世界。Just like starting over.

Good thing first

ウォーミングアップやレッスンそのものの終了時によく、(馬は)どんな調子?という感じでHow do/did you feel?と聞かれた。帰国の途につく、最後の最後までレッスンを見学していたのだが、そのレッスンでも同じことをインストラクターが聞いていた。その日が初めての参加だった人が、xxxがうまくできなかった、と言った時、間髪入れずにGood thing first(良かったことから言って)とインストラクター。戸惑う彼女に、たとえそれが、この馬の毛色がきれい、でもよいから、馬の良かったことから、ね。

4週前の自分を見ているようだった。私もそのレッスンで自分ができなかったことを述べたと思う。いや、馬はどうだったのか? とすぐに聞き返された。慌ててGoodと答えた。

親しく話すようになったstudent instructor(BHSの試験を受けつつ、レッスンも教えている)がこう説明してくれた。馬たちはおよそ1時間、文句も言わずに走ってくれたでしょう? ハミを受け入れてくれたでしょう? 理不尽に止まったり、騎乗者がバランスを崩したのに、なんとか堪えてくれたでしょう? 練習馬はきちんと仕事をしてくれている。だからまずは感謝の気持ちを持って、馬の良かったことから話す。預託も大会に出る馬もいるけど、詰まるところ、この施設、しいてはこの業界がやっていかれるのは、練習馬がいてこそ(These horses are what keeps us going!)。

最初に受けた洗礼でもあり、何度も聞いて、最後に見学したレッスンでも再確認した。Goot thing first. 深く深く心に刻んでおこう。


ご参考までに

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