もうひとつの柱1
mama madeの活動は、地域の人たちでつくったものを販売して、売り上げの一部を寄付する、というもの以外に、もうひとつの活動の柱があります。
mama madeとしての活動のはじまりは、マーマレードでしたが、この活動の前に、味噌づくりのワークショップを開いていました。
元々は、私自身も、子育て初心者だったころに、当時近所にできた親子カフェで味噌づくりと出逢いました。いまでは一斗樽をある古民家の蔵に預けてあるほど、自家製味噌の魅力にハマってしまったひとりです。
地域の子育て仲間にも伝えていきたいな、と常々思ってはいたものの、時はすでにコロナ禍。地域センター(公民館)のキッチンスペースは、2020年の春先からずっと使えない状況でした。
そんな中に2020年12月にオープンしたカフェとの出逢いがあり、聞けばオーナー自身は茶道家で、茶会席も習得しているとのこと。これはお願いしてみるしかない!
ここで味噌づくりのワークショップを開きたい!と直球でお願いしました。このご時世なので、家族ごとの少人数で、入れ替え制。さまざまな対策を講じた上で、やってみましょう!と言っていただき、一月下旬の週末に開催日を設けました。
味噌づくりは材料調達も命で、一定の時期にしか手に入らないものもあるため、ある程度の材料をあらかじめ確保する必要があります。どれくらい集まるか分からない中で、とりあえず、えいや!と発注したのが合計30キロ超!(大豆と相当分の麦、玄米、白米の麹3種類、塩)
思い切りました…😅5-6組来てもらえればなんとか捌けるかなと思いましたが、なんとあっという間に10組のファミリーから参加したい!と連絡をもらいました。自分の分が足りなくなり、追加で購入しました。
みんなはじめて自分でつくる、というかたばかり。やってみたかったけれど、なかなか重い腰が上がらなかった、興味はあったけれど大変そうで手が出なかった、などなど。お世話になっている地域の八百屋さんまで参加してくれました。
私自身、酒造から取り寄せた日本酒を地域の人たちと味わう"おとなの納涼まつり"を開催するほどのイベント好きで、そのときに自家製の梅味噌をおつまみにしてもらったりしたこともありました。上記八百屋さんも美味しいとうもろこしやキュウリなどの差し入れを持って参加してくださいました。このときに、参加してくれた小学生の女の子が、"このお味噌何でできてるの?とっても美味しい!"と言ってくれたことが忘れられなくて、どうしても伝えたいな、とずっと心に残っていたのです。
10組のファミリーがそれぞれ家族総出で参加してくれました。妻のつくった自家製味噌が食べたい!と話してくれたパパも一緒にきて仕込みます(笑) 力仕事なので、パパや男の子たちも一所懸命、そしてワクワクしながら参加してくれました。これぞ自家製味噌の醍醐味です。これからは、家族それぞれで、寒くなったら"そろそろだね"と話しあって仕込んでもらえたら嬉しいな、と思います。
そろそろ味見できるころです。参加してくれたみんなの感想を聞くのも楽しみです♪
そしてこのときに、次は○○○つくりたいね〜♪と話していたことが次回に続きます。
まさか、その後、80組以上が参加することになるとは、このときは思ってもいませんでした。mama madeのイベントプランナーとしての活動のはじまりはここからだったのです。