落合恵子さん講演会
本日、落合恵子さんの講演会をZOOMで聴きました。
○連続講座「子どもの本の学校」30期 第9回
作家・クレヨンハウス主宰 落合恵子さんのオンライン講演会
○講演タイトル:振り返る「時」 書くということ
講演中に出てきた書籍
「明るい覚悟」
「偶然の家族」
絵本「悲しみのゴリラ」
絵本「あの湖のあの家におきたこと」
「ハーレムの闘う本屋 ルイス・ミショー生涯」
「希望の図書館」
1つ失念
「あかちゃんからのかぞくの医学」
○5/15には五味太郎さんとヨシタケシンスケさんの対談があるそうです。会場は売り切れだそうですが、ZOOMでは参加できるそうです。
○NHKラジオ「三宅民生のマイあさ!」
日曜日6時台に落合恵子の絵本の時間というコーナーがあるそうです
○印象的な覚え書きと感想
偶然の家族より、家族は血縁だけではないという概念。私も家族は血縁ではなく、共に過ごした時間だと感じるので、とても救われる思いがあります。
「悲しみのゴリラ」はクレヨンハウス45周年記念の出版で、落合恵子さんが翻訳された絵本です。内容は母の死との向かい合い方。少年は母が亡くなり悲しみの中に居たけれど、父も悲しいと知る。
落合恵子さんは、人は子供が悲しんでいると励まそうとするが、悲しみの中にいてもいいと受け入れられる大人が居てもいい。と仰っていました。堪えて蓋をしてきたことがある子供に、泣いてもいいよっていう場所があることが大切だと。
確かに子供が泣いていると大丈夫!と言ってしまいたくなります。でも悲しみもまるごと受け入れてあげられるように、子供の感情を蔑ろにしない人になりたいと思いました。悲しみも大切な個人の感情ですね、悲しいときに笑うのもいいけれど、悲しさも見ないふりをせずに子供の頃から感じてゆくことは大人になる為に必要なことだと感じました。
人と人との関係においてこの様に引用されていました「私の前を歩かないで、私の後ろを歩かないで、横を歩いてよ、君と友達でいたいから」それは、本と人との関係にも言えることだと仰っていました。読書は、人生の扉を開く鍵。絵本は取っ手。本は旅に出るきっかけでお土産を持って帰ってくることもできると。本は孤独でもページを開けば「本の著書と話すことができる」とは母の言葉です。これを大切に、悲しいとき、知りたいことがあるとき、本を読んできました。吉本隆明さんも本を心のシェルターにするといいという様なことを書かれていたと思います。悲しいとき、独りぼっちのときが無い人なんて居ない。本と親しみ、本を友達にして辛いときも耐えてゆけるように絵本の世界を少しでも伝える仕事がしていきたいと改めて思いました。
また「絵本遠足」という話が最後の方にありましたが、接続が悪く聞き取れませんでした。とても面白そうです。クレヨンハウスでやっているのかな?どなたかご存知でしたら教えてください!