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母もがんばる1年生。

息子の付き添い登校はあいかわらず継続中ですが、最近の息子は、学校のお友達との約束や小さい楽しみを拾い集めて学校に行く原動力にできているんだろうなと想像できる言動も増えてきました。

朝はお決まりのように行きたくないとは言うものの、
「今日オレな、〇〇ちゃんと日直やねん」
「オレな、給食当番で食器係やからな、1年生はほんまは入れへん”きゅうしょくひつ”に昨日入ってん!」
「〇〇先生がな、”明日の用意は夜にしといたほうがいいですよー”って言っててん」(先生の言うことはよく聞いている様子(笑))

など、たのしそうに学校の話をすることも増えてきました。

息子の話す内容から、だんだんと学校のシステムや動きが理解できるようになってきた感じはするし、1年生の授業も、ずっと座ってお勉強するだけではなく、公園で遊ぶ生活科の授業があったり適度にお楽しみ要素も入れて工夫してくださってるんだなと感じます。

下校も、しばらくは途中まで迎えに行っていましたが、行っても「なんでママきたん?」と言われるし(朝は「校門まで迎えに来て!」と言うくせに…)今は家で息子の帰宅を待つようになりました。

指示も喧嘩の仲裁もほとんどされず、優しい先生たちに温かく見守られてのびのび過ごさせてもらっていた園生活から、小学校という新しい環境に、もがきながらも、少しずつ少しずつ自分の居場所をみつけ、楽しみを拾い集めていっているんだろうなと感じる息子の姿を目の当たりにしながら、私も私で小学生の親という新しい環境に適応しようとがんばっています。

もう学童には全く行く気がない息子は、放課後は学校からそのまま家に帰ってきます。

私自身は、両親がずっとフルタイムで働いていたので、当たり前のように学童に行ったり、同じ校区内のおばあちゃんの家に帰っていたので、学校からそのまま自宅に「ただいまー!」と帰った経験がありません。

親が仕事終わりに迎えに来てくれて、自宅に帰ってからはすぐに「夕飯、お風呂、寝る」がルーティンでした。

そんな私が、学童に行かず「ただいまー!」と帰ってくる息子を前にして、放課後どう過ごしたらいいのか試行錯誤の毎日です。

あるときは、帰ってからすぐに息子はランリュックを置いて自転車に飛び乗り、友達を探しに行きました。
まだ一人では外に行かせるのが心配なので、まだ2時台の暑い気温のなか、汗をかきながら自転車で友達を探し回る息子を、後ろから見ていました。
いつも遊んでいる公園に行っても誰もいなくて、家の周りの近所のお友達がいないかどうか探し回っても誰もいませんでした。

しょんぼりしながら帰ってきた息子。

おやつを食べながらゲームをして家の中で過ごしていると、16時すぎくらいからぽつぽつとお友達が外で遊んでいる声が聞こえてきて、すごい勢いで靴を履いて家から飛び出て行きました。

それまでは、宿題しいやーと言っても全然しなかった息子でしたが、お友達に「宿題してからしか遊びにいけへんねんー!〇〇くんはしたー?」と言われてからは、息子もやっつけ仕事感満載(笑)で宿題をしてから16時以降に遊びにいくルーティンができつつあります。(友達のチカラってすごいですね)

私も、今まではこども園の少人数のお母さんたちとの交流だけだったのが、近所で一緒に遊ぶお友達のお母さんたちとの交流が一気に増えて、その距離感や付き合い方に戸惑いながらも、最近は楽しくママトークができるようにもなってきました。

インドアな自分がいきなり大海原に放り込まれ必死に泳いでいるような(おぼれかけてるかもな笑)毎日ですが、園児の母から小学生の母へ。
私も新しい環境への適応にもがきながら、息子と一緒にがんばっている気分です。

今は仕事をしていないし、息子が学校に行っている間は好きなことで自分を満たして、すっきりした気持ちで「おかえりー」が言えるようにするのも仕事のうちだと思っています。もう自分には甘々でいきます(笑)

最近は、アマプラで「ハリーポッター」シリーズの映画を観るのが楽しみで、親になってから見ると子どものときには感じなかったさまざまな涙腺ポイントがあって、泣きながら見ています。

もうだめかと挫けそうになるたび、周りの信頼できる大人や友達からハリーにかけられる言葉。

ハリー…

「あなたなら大丈夫」
「あなたならできるよ」


観ていて、今の私に一番必要なメッセージだと感じます。

母も息子とおんなじ1年生。
戸惑いながらもたくましく適応していく息子の背中に、この言葉をかけ続けられる母でいられるよう私自身も成長していけたらいいなと思います。





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