子はあっという間に育つ…という話

こないだ、娘が私の横で丸まってピタッとくっついて寝ていたときに、「お腹の中にいた子がもうこんなに大きくなったの⁉︎」と驚き、信じられない早さで育っていくなぁと、改めて思った。

今はまだピッタリくっついて眠るし、外を歩く時は手を繋ぎながら、「ママ、ママ」と言ってくれるけど、きっとこんな時間は一瞬で過ぎていく。

これまでの9年が一瞬だったように、成人までの9年だって一瞬だろう。

子育てを終えた先輩ママたちと話すと、後悔していることがあると言う。

「もっと優しくしてあげるんだった」
「勉強、勉強って言い過ぎた」
「もっと褒めてあげればよかった」

そういう話を子育て真っ只中に聞ける私は恵まれてる。
「もう一度やり直せるならしてあげたいことがたくさんあるの」と話してくれることを、私は今やってあげられる。

どんなにやっても後悔しない子育てはないと思う。
もっとできたことがあったはず！
娘が成人した後、私はきっと…いや、絶対いくつもそんなことを考えるはず。

それでも、今できることがあるならそれはこぼさずにやっておきたい。
たとえそれが親のエゴだとしても。

子育て向いてないとか、子育てきつーい！とか、命を守る日々の中で、ふとそんな弱音や愚痴が出てしまうのは仕方ないかもしれない。
けど、その気持ちは、できればすぐに心の中で燃やして浄化してほしい。
常にその気持ちを持っていたとしたら、それは子どもに伝わってしまうから。

娘という立場に戻ると、子どもはいくつになっても子どもで、親はいくつになっても親だということを感じる。
けど、それはあくまでも立場的なことであって、手をつないだり、くっついて眠ったり、抱きしめたりできるのはあと数年。

がっつり子どもと向き合いながら子育てができる時間は思っているよりずっと短い。

過ぎてしまった時間は取り戻せない。
だとしたら、今目の前で眠るこの子が、この距離で眠ってくれる間にできることはやってあげたい。

今、辛いなって思うことも、いつか振り返れば愛おしくてたまらない時間だったと感じるはず。
そして、私は今その愛おしくてたまらない時間の真っ只中。
今、このことに気付けてるなんて超ラッキー！で、超ハッピー！

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