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エンジェル投資家に出会う方法3選【資金調達を考えてる人は必読】
こんばんは!株式会社MamaLadyの明石奈々です。
今日は進撃のWEEK day3「ファイナンス基礎」でした。
たった数週間前までVCをぶいしー?美味しいの?という状況だった私が私なりの理解で本日学んだことをお伝えします。
私と同じく起業したばかりで「資金調達」って何?っていう方に読んでいただきたい記事です。
この記事を読むとこの5つがわかります。
1.資金調達を考えた時にするべきこと
2.資金調達を受ける時に気をつけるべきこと
3.エンジェル投資家に会う方法
4.私が投資して欲しい投資家
5.起業って面白い!私が見つけた学びのコツ
資金調達を考えた時にするべきこと
つい先日まで「資金調達」ってなんだろう?と思っていた私が、とりあえず事業をスケールさせるためには「やらなきゃいけないっぽいこと」だと理解してから行ったことを書きます。
まず、なぜ私がそう思ったかというと友達が「資金調達を受けた」と言ったからです。「なにそれ?どうやるの?」と聞いたら「第三者割当増資がどうの」とか言われたので全く意味がわからずメモ帳に「だいさんしゃわりあてぞうし」とだけ書いて、その日からGoogle検索をしました。
でも、出てくる単語の何もかもが意味がわからず、まるでヘブライ語を読んでいるくらいに難解だったため、とりあえず知人5人くらいに「資金調達を考えています。」とキリッと告げました。
意味はわかっていませんでしたが、やらなきゃいけないということだけは理解したので「やりたい」という意志だけ伝えました。
すると、なぜかそれを告げていない知り合いから「エンジェル投資家がいるから紹介する」と戸村光さんをご紹介いただきました。
その時の私は「エンジェル?優しいのかな?」と思いましたが「投資家」とついているということはきっと今私は挑むべき時間なんだろうと判断し、人見知りをかなぐり捨てて1分間で事業説明をしたところ名刺交換をすることができました。
エンジェル投資家またはエンジェルは、創業間もない企業に対し資金を供給する富裕な個人のことである。投資の見返りとして株式や転換社債を受け取ることが一般的である。エンジェル同士でグループを形成し、情報の共有や共同出資を行う動きも見られる。 ウィキペディア
https://g.co/kgs/J8Qc7u
私は「もしも」の時のために事業説明は暗記しているので、いついかなる時でも1分あれば自分のやっていることを説明できるので、準備が役立ちました。
私は自分の考えを話すのが苦手なので、つかみだけでもということで自己紹介と事業説明だけは丸暗記して毎日お風呂の中で練習しています。
毎日毎日同じことを練習しているので、自己紹介だけは自信ありげにおこなうことができます。
学生時代に留学した際に全く英語が喋れないのに、友達が欲しいという理由で自己紹介だけは丸暗記していたことでなぜか英語が喋れる「風」に見られ上級クラスに入った経験から「何事も掴みが大事」と学びました。
そして話は戻りまして、2週間ほど前に戸村さんと名刺交換をさせていただいたわけですが、初めてお会いした日はずっと戸村さんの記事を拝見しまして「日本にこんな面白い方がいるんだ!!」と衝撃を受けて、どうしてもこの方にお話を聞いていただきたい!と数十回メッセージの下書きを繰り返し、お忙しいであろう戸村さんが一瞬で読める長さに添削しメッセージを送付し、なんとか3分間のピッチのお時間を頂戴できたという経緯です。
戸村さんについては、皆様ご存知だと思いますが、こちらの記事を読めば、なんてことだ!!!と思うはずです。
今は一人きりでも、高みを目指し続けると、その先に必ず仲間が待っている。そして諦めない限り、必ず形あるものが生まれるから。
https://www.businessinsider.jp/post-187766
私はこの文章を読んだ時に、これから先、孤独である起業家をこんなに奮い立たせる言葉に巡り合えるだろうか?と魂が震えたので絶対に!!!なんとしてでも!!!お話をしたいと思いました。
つまり私が資金調達を考えた時に行ったことは
・周りに資金調達したいと伝える
(普段から素敵なコミュニティに所属できる様日々知識を磨き、努力しておく)
・いざという時のために自己紹介を丸暗記しておく。
・誰にもメリットにならないことはしない
この3点です。
まず、資金調達をしたいと伝える。これはやりたいことがみつかった場合全てに有効だと思うのですが、まず周りに伝えて反応をみます。
次に、自己紹介の丸暗記、これは経営者はしゃべるシーンが多いので絶対やっておくべきだと思ってます。たまにこの言い回しいいなと思ったらアップデートもしますが練習は必ずします。
補足すると、鏡に向かって行います。人って意外と無表情です、最初に練習した時鏡の向こうにある顔は、能面かと思いました。
なので最初の発音から笑顔でいられるように練習しています。最初の発音の母音によっては笑顔が難しいので練習が必須です。顔の筋肉って脳で認識してるより動かない気がするので練習することで動かしています。
最後に、誰にもメリットにならないことはしない。
これは私はママになってからの人生を思いっきり楽しめるようになるコンテンツを提供しているので、この事業が伸びることって世の中の女性が幸せになることに直結すると思っているんです。なので私の事業は伸びた方がいいに決まってるし、伸びると確信しています。
もし、自信がなかったら人をご紹介いただいたり、または出資なんかしていただいたら誰かにデメリットがうまれると思うんです。デメリットがあることって長続きしないし、誰かが嫌な思いをして、こちらがよくなることって基本的にないと思うので、やらないようにしています。
資金調達を受ける時に気をつけるべきこと
次に資金調達を受ける時に気をつけるべきことですが、ここから今日の学びを書きます。
まずその事業に知見がある、またはマッチする投資家であること。
アイドルグループを作りたいなら秋元康さんに仲間に入っていただいた方がいいように、その分野で活躍されている、またはすでにお客様を持っている企業に入っていただけると事業を加速できると学びました。
なるほど、たしかに。
資金調達をするというのは会社の中に入ってもらうことなんだと知り、血のようなものだなと思いました。全然違うタイプの輸血しちゃったら拒否反応をおこしちゃうし、まわらなくなっちゃいます。
だから、資金調達を受けるときは誰と組みたいのか、というところもしっかり考えていきたいなと思いました。
エンジェル投資家に会う方法3選
①エンジェル投資家に会う方法は「紹介」
周りに投資家なんていないよ!という声が聞こえてきますが、
では、どのようにしてそのコミュニティに入るのかということですが、この起業してからの5年間で心掛けてきたことを書きたいと思います。
コネも何もないところから、どのようにして知り合いを作るのか。
私なりの答えは「理念と熱意を持つ」ことです。
熱意があればなんか面白そうと人を紹介してもらえます。
そこに「理念」があると「こんな人」と紹介されやすくなるので、より素晴らしい人に会えるようになります。
わたしは最近「ママ向けのサービスならとりあえず」みたいな感じでご紹介いただくことが多いですが「ママ向けに何かをやってる人」とは認知されてるということなので理念があると覚えてもらいやすいのかなと思います。
また、理念があれば成し遂げたいことがあるので、その成し遂げたいことを明確に持っておくと、ふとご連絡をいただける様な気がします。
なので、素晴らしい方に出会うために飛び級ということはないのかなと思います。
地道にまず、周りの人を幸せにしていくうちに「なんかあの人こんなことやってるらしい」と広がっていき「あの人を紹介するよ」と声をかけてもらえるものだと思っています。
その中で、私は絶対にやらないと決めてることがあって、それは「誰々を紹介してほしい」とは絶対に言いません。
こんなことをやりたいのですが、その事柄に明るい方をご存知ですか?とは聞きますが、どなたかを指名して紹介して欲しいということはありません。
なぜなら私に誰が合うのか決めるのは紹介してくださる方だし、その紹介をしてくださる方が「この人とこの人を是非引き合わせたい」と思ってご紹介いただだきたいと思っているので、絶対にやりません。
一度だけ起業初期にお願いをしたことがあるのですがその時にキッパリと「よくあの人紹介してって言われるので断っている」と言われ、これはすごく迷惑なことなんだなぁと学習しました。そのあとその方からDMをいただいて無事お会いすることができましたが、その経験から絶対に人の紹介は頼まないと心に決めています。
②ピッチイベントに出て出て出まくる!
エンジェル投資家からの調達は一般的に数百万円程度であることが多いので、まだサービスさえできていないアイディア段階です。
そんな知名度も何もない初期に、投資家の紹介なんて受けられない!
大丈夫です。ピッチイベントに片っ端から出場しましょう。
特に新聞やメディアとタイアップしているイベントであれば、拡散が見込めます。
ピッチ動画は録画し、YouTubeなどにもアップロードし、自分が出ていかなくてもどこかで偶然的に見つけてもらえる可能性も広げていきます。
私は、最初に出場したピッチイベントで予選敗退しまして。笑
そこから、なんで私は負けたのか?!としつこく審査員にご連絡した結果、じゃあ次も出ます?と繋がっていきました。
スタートアップは負けてからがスタートくらいな粘り強さがあってちょうどいいかと思います。
ピッチとは、投資家に対して自社の製品やサービスを紹介するプレゼンテーションのことです。
③実業をやり抜く
スタートアップ界隈あるあるとして、ピッチ大会に出ることがゴールになってしまうことがあります。
タイトルはあったほうがいいし、実績になりますが、実業が伴わないと中身のない幽霊カンパニーになっちゃうので、実業での実績をコンコン積んでいく。
そして創業者は未来を見るタイプが多いと思うので、実績を蓄積できるメンバーを探し、実績を積極的に広報する。
プレスリリースを出すのが重要だと思います。
自社名を検索したときに、自社発行のものではなく、インタビューや、メディア記事がヒットする状態まで持っていくのがいいと思ってます。
それには地道な広報活動が必須です。
(参考URL: https://presswalker.jp/press/29360)
私が投資して欲しい投資家
私が投資して欲しい投資家・・・それは正直まだ見えていません。
ですが、子育て、教育などの観点から、この世の中がよくなることに命を燃やしている人がいいです。そんな方に会社に入っていただけたら毎日アツイ話ができそうなので。
こうしたい、こうなりたい、これを成し遂げたい、そういうことを考えたり話してる時が1番楽しくてパワーを発揮できるので、そういう話ができてワクワクできてなおかつ月1回は面談をしてくれる、いわゆる「メンター」になってくださる方に入っていただきたいです。
社員も、株主も結婚みたいですね。
そして、私の会社は資本金たった25万円で作ったので出資は受けてもらえないと思っていましたが企業価値を高めればいいということがわかりました。
資本金25万円の会社でも、たとえば起業価値が10億円だったら1億円を第三者割当で株式と交換で出資してもらったときには10%のシェアにしかなりません。
1回目の調達は15%までがベストとのことなので、範囲内です。
この理解ができたことは大きな学びでした。
最初の章で書いた「出資を受けたいと知人に言ってまわった」話ですが、資本金25万円しかなかったら資金調達なんてできないと結構鼻で笑われました。
その時に「じゃあどうやったらできるの?」って思ってましたが誰も教えてくれませんでした。
だけど今はわかります。企業価値を高めること。そして詳細な計画を作り、夢物語ではなく実現可能だと思ってもらうこと。
やり方がわかったらやるだけなのでラッキーでした。
起業って面白い!私が見つけた学びのコツ
ここまで読んで、皆様はきっと「あ、このひとバカなんだ」って思ったと思います。無鉄砲で見切り発車で、何も考えてないなと。
よくここが怒られますし欠点であることは自覚しています。
でもわからないものはわからないんですよね!笑
開き直るわけではないですが、フランス語だって徐々に学ぶと思うんです。ある日突然じゃべれない。
だから1つずつ行動してみて、それでひとつ単語を覚えて、また行動して、ふたつ単語を覚えて、そうするうちに簡単な挨拶くらいできるようになって、喋れる様になるというイメージです。
だから私はわからないことがあったら、恥ずかしがらずに人に聞くし、本を読みます。本も漫画版があれば迷わずそこから読みます。もっといえば小学生向けのものがでていればそこから読みます。
これについては本当によく怒られました。
大人なのにバカなの?とか覚悟が足りないとか。
でも、わからないんだから仕方がなくない?と思うわけです。そして、わからないことをわかってるんだから、もう学べることは決まっているんで、そのうち理解しますよ、とも思ってます。
ただ、わからないことを聞けるのは1回まで、とも思っています。
一回聞いたらレッドカード。二回目はないなと思ってます。
もし同じことを聞くときは前回よりは理解が深まっていることをアピールするために、少し違う角度で聞きます。
一回聞くのは、知らないから。二回聞くのは忘れてるから。
知らないのは知ればいいけど、忘れるのは努力不足だと思うのでNGかなと思ってます。
なんて偉そうに書いたけど、私はそのあたりのことを脳内にいれるために、その他のことは電源をオフにしてるので、当たり前のことを全く覚えていません。
人の顔も、出来事も、任せたことも、過去のことは会社にまつわること以外全くわかりません。
なのでよく部下には「これも忘れたんですか?」と言われますが、それをメモリーするためにあなたを雇ったのって言ってます。
拡張しないと入らないんだから仕方がない。てへへ。
私は「人を動かす」のボタンの話が好きです。
学がないといじめられていた人がいるのですが、その人が何も知らないと責められてこう言いました。
「私が覚える必要がありますか?私はそれを誰に聞けばいいか理解していて、そのボタンを押せばそれをわかっている人間を呼び出せます」と。
このエピソードが大好きで、私のメモリーは社会をよくするためだけに使って、その他のメモリーは仲間にしてもらって拡張すればいいんだなぁと、学びました。
今回の進撃のWEEKで、この経験から何を学んだのか?ということを考えるというワークがとても面白かったので、今日の文章には全てその考えを学んだ経験を添えてみました。
そして、5208文字。語りすぎました。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
最後に・・・
「卵を割らなければ、オムレツは作れない」
オムレツを作るために、今日も卵を割ろう。
そして、昨日よりも卵をたくさん育ててたくさんオムレツ作っちゃおう。
行動だけが自分を成長させてくれる学びに出合わせてくれると思います。
追記です。
ここまでエンジェル投資家に会う方法を「紹介」と書きました。
でも、その紹介が難しい!という声が多かったので、どうすれば繋がりのない人に会えるのかということを書きます。
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