子供と一緒に海外に住むことことが決まったら②学校見学に行く前に
前回、子供を帯同して海外に引っ越す場合、居住地を決める前に学校選びについてある程度の方針を立てることの重要性について記事に書きました。今回は、学校選びのプロセスにおいて、学校見学に行くというのが初めの一歩となることが多いですが、その前に、必要な学校情報を集めることの大切さと、その具体的な内容について話したいと思います。
1.海外での学校の選択肢
海外で子供の幼稚園や学校を探す際に、考えられる主な選択肢は、場所にもよりますが、一般的に①日系スクール(日系幼稚園・日本人小学校)②インターナショナルスクール(以下、インター)③ローカルスクール(以下、ローカル)の3つが挙げられます。この選択は、まず日本語教育を受けるか、それとも英語教育を受けるかという点で分かれます。次に、インターかローカルかという選択になります。幼稚園児であれば、ローカルも選択肢に入りますが、アジア圏においては、ローカル言語を話せないと入学自体が難しい場合が多く、入学できたとしても授業についていくのが難しいため、ローカルを選ぶ家族は比較的少ないです。
2.見学の前に調べる項目
日本語での教育を選ぶ場合、選択肢は日本人学校に限られます。しかし、英語での教育を希望すると、多くのインターから選択する必要があり、選択肢を絞り込む作業が必要になってきます。例えば、私たち家族の引っ越しを予定しているジャカルタには、63校のインターがあり、移住者が多いシンガポールでは90校以上のインターがあるといわれています。これらの中から子供にあった学校を見つけるのは、なかなか大変な作業になってきます。そこで、このような状況で私がどのようにリサーチを進めているかを紹介します。
(1)日本語と英語で書かれたまとめサイトをそれぞれチェックします。
まず、日本語で「住む場所 インターナショナルスクール」と入力して検索します。すると、「〇〇で通わせたいインターナショナル総まとめ」まとめといったまとめサイトが出てきます。これを、最初にチェックします。その後、英語で同じように「住む場所 internationalscool」と入力して検索します。すると、今度は英語でのまとめサイトが出てきます。もちろん、学校がかぶっていることもありますが、大体の場合、日本語の検索では見つからなかった学校が英語のまとめサイトに載っていることがあるので、そちらもチェックします。
(2)各学校の情報をHPでチェックします。
次に、(1)で見つけた学校の公式ウェブサイトををチェックしていきます。この作業はなかなか大変ですが、一つ一つウェブサイトを見ていくと、その学校のカリキュラムや学費だけでなく、学校の教育方針(例:勉強に熱心など)が家庭の教育方針に合うのかどうかが見えてきたりします。中には、日本語で読めるウェブサイトもあり、そういった学校は日本人が多いのだろうなと推測できます。
(3)気になった学校に問い合わせをします。
各学校のウェブサイトをチェックの際にも、一覧を作って項目をチェックするといいのですが、ウェブサイトには載っていなかった項目については学校のアドミションに問い合わせます。
(4)問い合わせの際に7項目を聞いています。
私が学校を探す際にチェックする項目は、①カリキュラム(例:ケンブリッジ・IBなど)②サポート(例:EALの有無・少数ではありますが、特別なセラピーなどで発達障害児をサポートしている学校もあります)③構成(例:生徒の国籍・先生の国籍・男女比)④クラスの数と1クラスの人数⑤学費(例:兄弟割引の有無)⑥入学テストの有無と内容⑦新学年のスタート月の7項目です。
3.まとめ
以上、学校見学に行く前に、私が行っているリサーチについて書いてみました。なかな大変な作業ではありますが、のんびり学校探しをしている時間がないことも多く、学校見学は効率よく回りたいということで、下準備に時間をかけています。学校選びの一つの参考になれば幸いです。
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