「時間」について、一緒に考えてみよう。
ママは断言しよう。
「時間はお金よりも大事だよ」ってことを。
どうしてかわかるかな?
時間があればなんだってやりたいことできるし、
君たちが持っている「時間」こそが「人生」そのものなんだよ。
幸せになるためには、時間のことを良く知って、時間を上手に使えるようになることが大事だってことを忘れないでね。
時間のことをくわしく知ろう
ちょっと難しいかもしれないけど、時間ってこういうものなの。
①時間はみんなに平等
②時間でお金を稼げるけど、お金で時間は買えない
③時間には限りがある
④今が一番若い時間
⑤時間は「現在」「過去」「未来」の3つだけ
⑥「今」に集中して生きることが幸せのカギ
ひとつづつ、見ていくね。
時間はみんなに平等
ママも君も、おじいさんもおばあさんも、日本人もアメリカ人も、
お金持ちの人も、お金持ちじゃない人も、、、、
誰にとっても
「1分は60秒」で
「1日は24時間」で
「1年は365日」なんだよ。
アメリカ人は1日30時間あるとか、
おじいさんの1分は90秒とか、
そんな風にはならないってこと。
当たり前なんだけど、すごく大事なこと。
時間は、誰にとっても平等なんだよ。
時間でお金を稼げるけど、お金で時間は買えないよ
時間はみんなに平等に与えられているものだからね、
どんなにお金を出しても、時間そのものは買うことはできないの。
お金持ちだけ、1日が50時間になったりしないでしょ?
でもね、逆に時間でお金を稼ぐことはできる。
・自分の時間を使ってお仕事したらお金もらえるよね
・投資をしたら、時間が価値を上げてくれるよね
・誰かの時間をお金に換えることもできちゃうんだよ
このあたりのお話はもう少し君たちが大きくなったらするにして
時間はお金を作れて、お金で時間が買えないのなら、
どっちがより大切なものだか、もうわかるよね?
時間には限りがある
人にはみんなが必ず迎えるゴールというのがあるの。
それは、いつか絶対に死んでしまうということ。
人間だけじゃなくて、死なない生き物はいないんだよ。
産まれてから、死ぬまで、ママも君たちも、世界中のだれもが、
カウントダウンの時間の中を生きているの。
もし君が、めっちゃくちゃ長生きして、
100歳まで生きたとしよう。
君の一生は 36500日で876000時間で、52560000分なんだよ。
そのうち、もうすでに君が使ってしまった分の時間は?
健康で自由に動き回れるのは何歳まで?
そう考えると、君がもうすぐ9歳で、75歳までは元気で自由でいられるとしたら、だいたい66年くらいだね。
じゃあ君が実際に使える残りの時間は
24090日で、578160時間で、34689600分くらいってことなんだよ。
ママはもっと少ないの!
一日一日がどれだけ大事な時間なのか、よくわかるよね。
絶対に無駄に時間を過ごしちゃいけないってこと、よくわかったかな?
今が一番若い時間
君たちは十分若い。
だけどね、年齢が上がってくると、こういう風に思ってくることがよくある。
「もう今更遅いかな、、、」ってね。
大人になればなるほどこれを言い訳にして、チャレンジしなくなっちゃうんだな。
例えば、君が新しい習い事を始めようとしたとき、小さな時からそれをやっていて、もうすでに上手な子たちの中に入っていくのは勇気がいるよね?
自分より小さな子がすごく上手だったら、ゼロから習い始める自分を恥ずかしく思っちゃう。
大きくなればなるほど、そういうことが増えてくる。
でもさ、時間って巻き戻せないからね。
どんなに恥ずかしく思ったって、時間を巻き戻して小さい時からやり直すってことはできない。
何事も早く始めるに越したことはないんだから、今すぐ勇気を出して始めてしまうしかないんだよ。
だってね、君にとっては今の自分が一番若い自分なんだからさ。
「もっと早く学んでおけばよかった」
「もっと小さいうちから習っておけばよかった」
そんなことを言う暇があったら、一番若い君が今すぐ始めなさい。
時間は「現在」「過去」「未来」の3つだけ
時間ってとっても単純
「今」を基準に考えてみて。
「現在」とは「今」の周りのことね。
「過去」は、終わってしまった時間全部のこと。
昨日をもう一回やりたくても、赤ちゃんの頃に戻りたくても、それは絶対の絶対に無理なのよ。
やり直せないし、変えることができない、それが過去というもの。
「今」という瞬間を繰り返し続けて、振り返ったときに積み重なってできているものが「過去」なんだね。
「現在」の自分は、過去の上にちょこんと乗っかってるんだよ。
次は「未来」ね、これはこれから先のまだ起こっていないこと。
そして誰にもわからないことね。
当たり前のように明日が来ると思っているけれど、
もしかしたら明日の朝、目覚められずに永遠に眠ってしまうかもしれない。
100%それがないなんて、誰にも言い切れないよね。
だって、未来は誰にも分らないから。
そしてね、実は「未来」には誰も行くことはできないの。
今日思い描いている「明日」という未来は、明日の自分にとっては「今日」なんだよ。
毎日毎日、ママも君も「今日」という現在の時間を繰り返し生きているだけで、未来に行っているわけじゃない。
わかるかな?
「未来」は夢や希望や空想と同じで、本当のところは「現在」という時間をみんな繰り返し生きているってこと。
「いつか、こうなったら、、、、」
のいつかなんて待っていたって、来ないと思いなさい。
「今」手に入れて、「今」幸せになるのよ。
「今」に集中して生きることが幸せのカギ
「過去」は、終わってしまった時間全部のことだっていったよね。
どうあがいても過去には戻れないし変えられないんだから、過去のことでくよくよ思い悩むのは今すぐやめなさい。
良い想い出を大切にすることと、過去にしてしまった失敗から学ぶこと、それは大事だよ。
だけど、いい想い出もすがり付いたら、ただの「過去の栄光」
ちょっとだけ心の栄養にしたら、もう振り返らず「今」に集中しなさい。
「今」をより良くするために「過去」はあるの。
「未来」もね、今に悪い影響を与える未来なら、今すぐ捨てなさい。
起こってもいない未来のことを、くよくよしたって意味がないの。
「未来の自分」という名の、数時間先、数年先の「今の自分」が困らないように、「現在」の自分ができることを精いっぱいやるだけ。
つまりね、君たちに大事なのは、「現在」、つまり「今」という時間を一生懸命に生きることだけ考えていたらいいんだよ。
そうして振り返ったとき、足元に素晴らしい過去がたくさんあって、「自分のやりたいことを全部出来た、悔いのない人生だった!」そう胸を張って最後のゴールを迎えるのよ。
その時は、先にゴールしたママが天国で待ってるわ!
とにかく、過去を悔やまず、未来を心配しすぎず、今を楽しんで一生懸命生きましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?