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ママとパパが家を買わない理由を教えましょう|家は「資産」ではなく「消費」

君の夢の一つに

「大きな家に住む」があるよね。

ママも憧れるわ、大きなマイホーム。


お家が大きいと嬉しいよね、
とっても楽しそう。


想像しただけで、楽しくなるわ。


ママも、お家のことを考えるの大好き!

だけど、「まだ」家を買うつもりはないわ。


君のお友達の家も自分のお家を持っている人がほとんどだし、
ママのお友達も続々とマイホームを建て始めたわ。


だけどパパとママはまだ買わないわ。


今日は、どうしてパパとママが家を買わないのか、
その理由をお話しするね。


そもそも家って何?どうやて買うの?

「家」と一言に言ってもいろいろあるよね?

①自分で買った一軒家(持ち家)
②自分で買ったマンション(分譲マンション)

③借りている一軒家(借家)
④借りているマンションやアパート(賃貸マンション)


「家を買う」というと、①か②のことを言うの。


ママや君たちが住んでいるこの家は、
③の借家と呼ばれる一軒家の賃貸住宅よ。


「家を買う」というのはね、
スーパーで大根を買うのと原理は同じ。


家の値段の分のお金を払うんだけなんだけどね、
その家の値段っていうのが、5000万円とか、7000万円とか、数億円とかする
ものすごく高いよね!


みんな、そんな家を買えるだけのお金を持っているお金持ちかというと
そういうわけじゃないの。


5000万円、お財布からポンとは出せないから、
分割にしてもらって買うのよ。


35年くらいかけて毎月毎月お金を払う。

これを「住宅ローン」というわ。


住宅ローンは、5000万円を35年×12か月で割った金額だけ払えばいい
そういうわけでもなくってね、
分割して、支払いを待ってもらっている分
「金利」という手数料がかかってしまうの!


分割払いは手数料ハンターのえじき

さっき、金利の話をしたよね。

住宅ローンの利息を調べたら、
0.45%くらいだったから、
ざっくりと計算してみたの。

+++++++++++++++

【5000万円の家を、全額ローンで35年払いにしたとき】

借入金額(かりたお金):5,000万円
金利:0.450%
借入期間:35年 (420回払)
返済総額:54,049,982円
支払利息総額:4,049,982円

月額返済額:128,690円
年間返済額(月額返済額×12):1,544,280円

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見てみて!
支払いの利息(手数料)が400万円超え!!!


・400万円あれば、車が買えちゃうわよ。
・海外旅行だと何回行けるかしら?
・外食は何回出来る?
・映画は何回身に行けるかしら?

400万円あれば、
家族4人で1年暮らしていく事だってできるわ!


「住宅ローンで家を買う」ということは、
家の本来の金額+莫大な手数料を払う

そういうことなの。


パパとママは、ローンをせずに買えるものしか買いたくないの。


だから、ローンをして家を買おうとは思わないわ。


住宅ローンはただの借金

お家を買うために、ほとんどの人が住宅ローンを使っているの。


クレヨンしんちゃんでも「ローンがあと30年」とか言ってるよね?

お家を買うために、35年間月で返済をし続ける必要があるの。


そう、これはね、「借金」っていうんだよ。

人からお金を借りる事ね。


35年で分割するお約束をしたら、
何があっても35年間、毎月決まった金額と利息を上乗せして、
返し続けなくてはいけないの。


この先35年がどうなっているかもわからないのに、
お金を払う約束なんて、ママには怖くてできないわ。


去年から、このコロナウィルスの影響で、
お仕事がなくなった人、お給料が減ってしまった人、
そういう人がたくさん出てしまって、


この住宅ローンのお約束を守れなくなった人が続出したの。


だって、家を買ったとき、
誰もコロナで仕事を失うなんてこと、
想像しなかったわ。


だけど、現実にそういうことが起こってしまって、
本当にたくさんの人が困って、
どうなったと思う?


ローンが払えなくなったお家はね、
返さなくちゃいけなくなる。


だって、お金が払えないんだから、
返品して、支払いのお約束をやめるしかないでしょ?


お家と、まだ残っているローン分とを、
誰かに買い取ってもらわなくちゃいけないということ。


だけどね、一度人が住んだ家は価値が下がる。

つまり、5000万円で買った家は、5000万円では売れない。

2500万円とか、2000万円とか、
もっと安いお金で買い取ってもらうしかなくなっちゃう。


もうお金が無くて払えなくて困っている状態なら、
安い価格でも早く買い取ってもらわなくちゃ困ってしまうし
もうどうしようもないわ。


5000万円で買って、2000万円で手放したら、
3000万円を数年間その家に住むために支払っただけになるよね。


3000万円払って、何も手元に残らないなんて、
悲しすぎないかしら?


こういうことが、今まさにあちこちで起こっているの。


「家は資産だから」には条件がある

それでも、皆家を買いたがるよね。

家を買う人が口をそろえて言うのは

・賃貸の家賃はお金を払っても、その家は手に入らないけど
・持ち家は払い終わったら自分の資産だから

ということ。


確かに、ママたちみたいに賃貸の家に払っているお金は
住んでいる期間に対して払っているだけだから、
どんなにたくさん払っても、その家は手に入らない


だけど、持ち家も35年払い終わるまでは
まだ「借金」で、本当に自分の物になったわけじゃないよね?


払えなくなったら、返さなきゃいけないし。


仮に、35年のローンを払い終えた後の、
建ってから35年たった家の状態は、
果たして買ったときの価値をそのまま残しているかしら?


家に35年も住めば
結構いろんなところが古くなったり、故障したり
途中で災害に合わないとも限らない

家を買うのって、そういう様々な地雷を抱えているようなもの。


それに日本の家は、
「ドアを開けた瞬間、価格が半分に下がる」
と言われるくらい、
買ったときからの値段の下がりが大きいのよ


もう、これは「資産」とは全く呼べないわ。
ただの大きな「消費」でしかない。


家を「資産」と呼ぶときは

・買った金額よりも高く売れる
・買った家が、キャッシュフローを生んでいる
(人に貸して家賃をもらっている)

その家がお金を生み出す働きをして
初めて「家は資産」と言えるの


西洋の家は、新築にあまり価値がなく、
古ければそれだけビンテージの価値が付くという特性があるから、
家を買って20年住んでも、価値が増すの

これは、自分が住むための家を買ったとしても
「資産」だと自信を持って言えるわ。


だけど日本は新築文化だからそうはいかない


そう言った面から、
やっぱり自分が住むために買った日本の家は
「資産」と思うのは間違いなのよ。



幸せな消費だと思う人だけが買うべき家

ママやパパが家を買わない理由はほかにもあってね、

・自由に色んな所に引っ越したい
・ライフスタイルに合った場所に住みたい
・災害があったときにも賃貸ならリスクが少ない
・収入が減ったときには安い家に引っ越せばいい

こんな理由から、今は賃貸住宅に住んでいるの。


今は君たちが小さいから、
のびのび安全に暮らせる、
田舎の広めの一軒家に住んでいるけれど、

もう少し大きくなって、
高校や大学を考え始めたときは、
都会のもっと便利な場所に引っ越すと思うわ。


そして君たち2人が巣立ったら、
2人だけでこじんまり暮らせる小さな家を
死ぬまで住みたいと思えるようなところに買おうと思っているの


この時買う家は、「資産」だなんて思っていなくてね、
自分たちが幸せに暮らしていくために最適な場所を見つけて、
幸せな最期を迎えるために買う家よ。


もちろん、ローンは組まずに、
自分たちの持っているお金で買える範囲の家をね。


そのために、今ママやパパは長期投資で資産形成をしていたりするの。


人生で最後の、幸せな消費のためにね。


・結婚したら家を買うもの
・子供が生まれたら家を買うもの
・子供が小学生になる前に家は買うもの

家を売る側はいろんなことを言って
家をかわそうとするけど、
人生が80年90年あることや、
生活スタイルが変わること、
みんなそれぞれ違うということ


君は、自分の頭でしっかり考えて、
「家」というお買い物ができる人になりなさい


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