インドに行くと人生が変わる理由は?
「インドに行くと人生が変わる。」
よくそう言われていますね。
なぜなのか?本当にそうなのか?
これまで一人のバックパッカーとして、そしてビジネスシーンでのインドを体験してきました。
そこで感じたことから「インド」が与えるインパクトについて綴ろうと思います。
まず、インドは実際どんなところなのか。
インドは、一言で言ってしまえば、
「混沌(カオス)の世界」です。
早朝のインドは少し静かではありますが、
人々が動き出せば、もう止められません。
<インドが人生を変えてしまう3つの理由>
正解がない。
買い物もスーパー以外は、基本値段交渉ですし、
電車もほとんど時間どおりには来ません。
街はとにかく人で溢れていて、(たまに犬と牛も)信号はあるけど、クラクションは鳴りっぱなし。車同士がよくぶつかっていたりする。(乗っていた車がぶつかったこともある)
歩いているだけで、売り子さんや見知らぬ人にガンガン話しかけられるし、道を聞いてもまったく違う場所を案内されます。
こんなふうに、インドに正解というものはありません。
はじめはそんな環境に馴染めず、クタクタに疲れていました。
普段はある程度しか使っていない、五感をフル回転していたのでしょう。
何も考えなくても、普通に生活ができてしまう日本。
「感じる力」を取り戻させてもらえる場所であると言えます。
常に予測不可能である。
長距離電車は2〜3時間遅れることだってあるし、もちろん遅れるという案内さえない。やっと電車に入ると、自分の座席には知らないお兄ちゃんが座ってるし、横の席からいきなり落花生?みたいなものが回ってくる。
そして気づくと、どんどん席に人が増えている。もう座席がないから、誰かが膝の上に人を乗せている。これ日本では絶対ない・・!笑
常に予測不可能なことが起こることで、「計画」なんていっそ手放そう、という気になる。起こってくる出来事を楽しむ、オープンマインドに切り替えざるを得ない。
皆、「いま」を生きている。
インド人は、とにかくエネルギーがすごい。
街を歩いているときも、展示会で受付をしていたときも、空気を読むとかそんなことは皆無でグイグイくる。自分の望むものを手に入れようとする行動力がすごい。
停電も断水も日常茶飯事なインド。
今日の家族のご飯を獲得するために、汗を流して働くお父さんたち。
彼らは、なんとなく今日が終わっていた、なんていうことはないし、半年、1年、ましてや10年先のことなどきっと考えていない。
今日を生きることを考えていて、
意識は「いま」この瞬間にちゃんとあるのだろうと思う。
それが彼らのエネルギーの源であり、それを肌で感じることにより、影響を受ける。いま、ここに生きるという在り方に心地よさを感じている自分に気づく。
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これらはあくまでも私視点であり、インドへの感じ方は人の数だけあると思う。
しかし、これだけは言える。
インドには、一度は行ったほうがいい!
豊かさの本質について考えるきっかけを、山ほど与えてくれるから。