子供に与えるだけではダメな理由とは
子供の求めるものを与える事がそのまま子供の幸せにつながるとは限りません。
むしろ物欲を満たす事に対し、我慢の出来ない人格として成長してしまえば、それは将来的に不幸を招くかもしれません。
なに不自由なく必要なものが何でも揃っている人生はたしかに楽ですし、それなりの満足感はあると思います。
では将来の可能性その物がすべて無くなってしまったら、あなたの子供はどうやって生きていくのでしょうか?
親として最も子供に与えなければならないものは、便利な物ではありません。
「何が起こっても生きていける”生き抜く力”」
そして一生の財産となる知識を、最も大切な贈り物として子供に与えるべきなのです。
親がいなくても自分で生きていくすべを身につけさせてあげること。
これこそが、親が子供に贈ることの出来るたった1つの財産なのです。
物を与えるにしても、まずは我慢させる気持ちが大切です。
我慢して我慢してやっと手に入れた時の喜びを演出してあげることは子供の喜びを大きくするだけでなく脳にもいい影響を与えてくれるものです。
そしてむやみにお菓子を与えてはいけません。
お菓子は毎日の決まった時間、何かをやり遂げた後、良い事をした時だけの特別なご褒美です。
いま幼児教育のご相談をお受けしている中で、多くのお母さんたちが子供の可愛さに時間も決めずにどんどんおやつを与えておられます。
その結果、子供は自分の好きな物しか食べなくなり、お菓子の食べ過ぎで食事を満足に食べなくなり、必要な栄養が取れないまま「不健康な状態で成長」してしまいます。
虫歯になり、ご飯の量も少なくなり、そして普段食べているお菓子では満足しなくなってしまいます。
多くの方が、いま自分がお菓子を与えすぎている事実、与える事は甘やかしだと気がつかれ、不定期なお菓子を与えることをやめられます。
しかし急にやめますので子供がストレスを感じた場合、一時的に余計に子供がお菓子を欲しがるような事もあるようですが、ほとんどの方が数日するとご飯を食べる量が以前を上回っておられます。
それまでは買い物に行ってもお菓子売り場から離れなかった子供。
お菓子を買ってもらえるまで泣きわめく子供。
与えすぎてもダメですが、逆に与えなさすぎもダメなのです。
まず、子供さんに説明してあげてください。
それから子供さんと一緒に、ご自宅の棚にお菓子コーナーを作ってあげてください。
「お菓子は絶対に逃げない。」
「時間がくればきちんとお菓子を食べられる」
と言う安心感を与えてあげてください。
子供の好きなお菓子を「買いだめ」して、子供と一緒に棚に並べてみましょう。
そしてルールを決めましょう。
1、お菓子は毎日15時
2、特別に与えるお菓子は、お手伝いがきちんとできた時、もしくはきちんと良い子だった時、もしくはお勉強がきちんとできた時、もしくは何かをやり遂げた後、しかも少量。
※重要です※このように特別なお菓子がもらえる条件は、子供と話し合い、きちんとルールを決めてから行うようにしてください。
そして、親の都合で絶対にルールを破らないようにしてあげてください。
この特別なお菓子を手に入れたとしても、そのお菓子を食べる事が出来るのは夕食後のお手伝いの後など「食事のあと」です。
3、特別なお菓子は昼食や夕食を完食しなければ食べられない。
4、1日のお菓子は多くても15時と夕食後の2回、それぞれ1個のみ。
5、棚やお菓子箱を作り、選ばせる楽しみを作ってあげる。
このように決めるとおなかもすいてご飯をよく食べるようになってくれます。
そしてご飯も残さず食べてくれるようになります。
もしご飯を一粒でも残したらお菓子を食べることが出来ないのを子供ながらに理解してくれます。
ご飯は残すクセをつけないように少しづつ茶碗についで、おかわりの楽しさを演出してあげましょう。
家にたくさんのお菓子がある事を理解していれば、スーパーで立ち止まり泣いたりする事はなくなります。
そして何より、自分の力でお菓子を手に入れるために創意工夫して自分からお手伝いやご飯の完食など、何かをやり遂げたようと努力してくれるようになります。
今まで、普段食べているお菓子では満足しなかった子供が、普段のお菓子のありがたみを知り、やっと手に入るありがたみのあるお菓子で満足するように変わってくれます。
さらにはご飯をきちんと食べてくれることで、摂取する栄養も増えて我慢する力もついてくれます。
脳に刺激を与えるためにも、時にはお腹が空いたと思わせる事も大切です。
そして、お菓子BOXの中身を定期的に変更することで毎日の3食の食事にも関心が出てきて、よく食べてくれるようになります。
ちなみにご飯と一緒にジュースを与えたりなどもよくありません。
ジュースで子供は満腹になりやすくなり、すぐにお腹一杯になります。
ジュースはご飯のあとのおやつの時間にあげましょう。
特別なお菓子でも、夕食後すぐにお菓子を与えるよりは一呼吸おいて子供に考えさせ、ある程度たくさんのお菓子の中からたった1つを選ばせてあげる。
このようにお菓子一つにしても、達成感や待つ楽しみ、手に入れる喜びを付け加えてあげるとより効果が上がると思います。
こうなった→だからどうしよう→じゃあやってみよう
これが子供の頭の中にある思考です。
愛情表現や抱きしめることは、甘えではありませんので子供が求めたら素直に与えてあげてください。
これは甘やかしとは違い、子供の心の安定とゆとりにつながります。
与えるルール。
幼児教育の一環ですね。
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