もう一つの人生
娘が22歳になった。めでたい。無事に大学を卒業できれば来年の4月からは社会人だ。
とはいえ、もし子供ができてなかったら、共働きで稼いで投資して、今頃は余裕でFIRE、妻と優雅に世界一周なんてしてたかもしれない。
もちろん、子供はかけがえのないものだ。子育てを通して学んだこと、経験できたことは数え切れない。
でも、子供がいなかったらできたことも同じぐらいたくさんあったはずだ。一概にそれは否定できない。
どちらがいいかなんて誰にもわからない。
置かれた状況を幸せと思うほかない。
大事なのは、もう一方の人生を送っている他人を、自分の人生を肯定するために安易に否定しないことだ。