おじさん的わかりやすい評価軸から脱しなければならない話
思考を変えていかねばならないという話。
今53歳、大学院を卒業して25歳から働き始めて28年たった。その間に結婚して、子供を二人育てて、家を建てた。
この間、やることはとてもわかりやすかった。仕事のスキルを上げて一所懸命仕事して年収を増やして、家のローンを返し、教育費をため、老後資金を貯める。
プライベートの時間は子供が中心。その空き時間で自分の好きなことをやる。
シンプルでとてもわかりやすかった。
が、しかし、家のローンを返し終え、学費の支払いも終わり、老後資金のほぼ貯めた。子供は二人とも第一志望の会社から内定をもらい、来年の4月からは社会人。それに加えると親もまだまだ元気で介護の心配もまだない。
これからは時間もお金もかなり余裕がある状態になる。今のスキルがあれば60歳の定年までは恐らく大丈夫。ガツガツ働く必要もない。
そうなったとき、今まで当たり前だった評価軸(仕事のスキルを上げる・お金を稼ぐ・プライベートは子供優先)が不必要とまではいかないが、主たる評価軸とはならない。
別の評価軸、生きる指針のようなものを新たに設定する必要がある。
その評価軸が何たるか、まだ漠然としているけど、例えば何か直接的に人の役に立つようなソーシャルグッドな行動をするとか、リベラルアーツのような長期的な視点での教養を身に着けるとか、なにか今までとは違うものを模索していかなければいけない。
この思考を変える作業ができないと、おそらくいわゆる世間一般で言う老害といわれる人間になってしまうのではなかろうか(先に書いたわかりやすい評価軸の思考からいつまでも脱することができない、どのような場合でもその評価軸が絶対だと思ってしまう)
個人的なポスト資本主義を考えていくといった感じ。
60歳を定年として考えたときにあと7年、少しづつ思考を変えていく必要がある。できるだけ会社の外の人と交流し、経済的合理性、いわゆるお金を稼ぐというマインドから離れた評価軸を探していきたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?