積立投資をやめた話
積立投資をやめた話。
先日10年以上毎月コツコツと積み立ててきた投資信託を一部売却した。
家のローンも終わり、子供の学費も大学卒業までのぶんが全て用意できた。老後に最低限必要なお金の準備も終わった。そうすると自然と毎月お金に余裕ができる。これまで月に妻と合わせて15万ほど積み立てていたけど、さらに毎月積み立て投資に回せるから、年利4%の平均値でこれから定年まで続けていけば60歳のときに〇万円貯まるじゃん。よしよし。
なんてことをPCの画面を見ながら思っていた。その時ふと、
60歳のときにこれだけの金額を貯めて自分は何がしたいんだろう?
突然この疑問が頭にふってきた。
贅沢しなければおそらく十分老後が過ごせるであろうお金は既に手に入れており、それにプラスアルファしてこれだけお金を貯めたという自己満足以外に何が残るのだろう?
老後のリスクヘッジとして投資を始めたのに、お金を増やす、それ自体が目的になっていないか?
それからいろいろ考え、タイミングを見てこれまで積み立てていた投資信託の一部を売却した。
もちろん考え方は人それぞれだろうけど、自分の場合は現金化しないとおそらくいつまでたっても使うことをためらうだろう(もっと置いておけばもっと儲かるはずというマインドから抜けれない)、そう思って売却した。
お金を増やすためにもちろん投資をしているんだけれど、必要以上に増やしてもしょうがない。今、体力があるうちにやりたいことをやる。
使ってこそなんぼ。