アメリカ在住の子育てママ
息子の習い事で隣に座ったママはアメリカ在住の子育てママ。
現在一時帰国中とのことで子ども帰ってきているそう。
アメリカでの生活を聞くと日本と海外の金銭教育についての違いが少し理解できた。
日本で「銃を持ってる人がいるかもしれないから、子どもを一人で出歩かせることはできない」と不安に思う人はそんなにいないと思うが、アメリカではそれが当たり前。
ついこの前も向かいの家で空き巣に入られて、帰宅した時には出くわさなかったから不幸中の幸いだったとのこと。
防犯カメラは当たり前に付いていて、いつどんな事件が起きたのかが把握できるようなコミュニティアプリもあるそう。
アメリカでは、安全な地域に住んでいないと公立の学校にも行けないそうで、需要は高まり、家賃は一年で一万円ほど上がるのは当たり前だそうで。
シリコンバレーにはGoogleやFacebookなど大企業が軒を連ねているため、そう言った地域でも家賃だけで月に25万円は当たり前だとか。
就職するにも学歴主義なので、大学卒業するのは当たり前、アルバイトも卒業するまでできないので、飲食店でのアルバイトで若い人はいないという。
しかし、その学費もスゴい。
幼稚園から私立に通わせると、大学卒業まで一億円ほど必要だとか。
日本の学費も1,500〜2,000万円ほどかかるので、大変だと言っているのに、、、
そしてまた驚いたのが、医療費。
産後は通常2〜4日ほどで退院し、帝王切開だと保険適用にならない場合は100万円ほどかかるとか。
保険料もバカにならないが、入っておかないと本当に大変になると。
保育園も全て民間なのでフルで預けると月25万円くらいは支払うことになるそうで、それ以上稼がないと何のために預けているのか、ということになるらしい。
そんな、日本とは桁違いのさまざまな費用を聞いて感じた。
『だから日本人はお金の勉強をしないのか』
と。
アメリカは自分で自分の身を守らないと、治安的にも金銭面的にもあっという間にホームレスのようになってしまう。
お金の勉強をしていないと生きていけるか分からない世界なのだ。
だから、生存本能として勉強するのが当たり前になっているのではないか?
アメリカでは幼少期から金銭教育が実施されていると聞くし。
日本人は日本国憲法第25条に「最低限度の生活の保障」というものがある通り、守られている要素がとても多い。
銃を持っている人が身近にいるわけでもないので、とても平和だし。
何もしなくても生活保護でお金がもらえて守られることを知っていれば、生存本能は働きにくくなり、社会人になって学ぶことをしなくなるのも当然だと思ってしまう。
『平和ボケ』とも言うけれど、このままで本当に良いわけがない。
いつ日本がアメリカのようになるか分からないし、グローバルに生きていこうとすれば、このままではいけない。
日本での当たり前って本当に恐ろしいことだとも感じた。
その当たり前を引き継がないためにも、まずは子どもとの時間共有が多くなるママの意識から変えていかなければいけない、改めてそう感じた。