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台湾駐妻|孤独の正体について考える

先日、渡台して初めて美容室にいった。
正確には、髪を切ったり染めるために、初めて美容室にいった。

現地の台湾式シャンプーは週末に行ってみたからね。


ちょっと不服ながら、日本語通じる推しの美容室を予約してみる


今回行ったのは、日本語が通じる、がウリのところ。

基本的に、日本人向けをウリにしている場所にはあまり行かずに生活している。

郷に行っては郷に従え精神大事。
現地人のように、生きる。

とか言っちゃって。

しかし、やはり髪の毛はちょっと心配。
チリチリになったら困るな。
とか、
矯正とかして痛んだ髪の毛、変な色になったらやだな。
とか。

現地の美容室でも結構高額のところもあって、それなら、日本人向けにしてみるか。と、コスパと口コミを比較しまくって、美容室を決定。

しかし、日本人美容師さんは、なぜかオンライン予約で指名ができない。
人気で予約いっぱいなのか?はたまた状況をみて、日本人が入るのか。

とりあえず、予約時のコメントに日本語と英語しかできない旨を伝えてから、
後者であることを願いながら行ってみることに。

「いらっしゃいませ」の接客を受ける

受付では、
「こんにちは。いらっしゃいませ」
いきなり日本人がバリバリの日本語対応。
え、久しぶりの日本の接客されとるー!

日本語学校付近で生活していないので、日本語接客されるの、めちゃくちゃ新鮮。

待ってる間、周りのお客さんと日本人美容師さん、にほんごでペラペラ楽しそうに喋ってる!

うお、久しぶりに喋れるのか⁈と少しウキウキ、心が弾んでくる。

前職の仕事の影響か、留学のときの名残か、
日本人のコミュニティにどっぷり浸かることを遠ざけるくせができていたけど、このワクワク感はなんだろう。

感情の矛盾を、ひも解いてみる

そうか、私は誰かと喋りたいんだ。
そして台湾の情報を諸先輩方から教えて欲しいんだ。

教えてください、先輩方!

台湾人は、みんな優しい。
みんな、笑顔で、いつも嬉しい。

でも、ありがとうと、こんにちは、はしか喋れない私にとって、台湾人とのやりとりは時に苦しくて、もどかしい。

Google様に足を向けて眠れない。(Google map とGoogle翻訳で生き延びている)

なるほどな。
そーゆーことか。私は誰かと、単語ではないことばで会話したいのだ。

と、自分の気持ちがなんとなく紐解けてきて、日本人とガッツリ打ち解ける準備ができたところで、ついに私の施術がはじまる。

あれ、美容師さんは、バリバリの台湾人

あれ、
私の担当はバリバリの台湾人。
日本語どころか、英語も通じません。
なんなら英語の単語も通じません。

両隣から日本語のテンション高めの会話が聞こえる中、
あれ、この席だけお店ちがいますのん?

私の席だけ無言の2時間。

そしていつも通り、iPhoneの画面上と、鍛え上げられたボデーランゲージでの会話をこなす。
どうにかこうにか無事、綺麗な髪色で、チリチリにもならず、切っていただきました。
謝謝。

得意の、謝謝。だけはしっかり伝えてきましたよ。

人間は、期待すると、落胆が大きい。

日本人がいて、日本語みんな喋ってるのに自分だけ喋れないと、台湾でいつも感じないタイプの孤独感を感じる。

【孤独感】の正体を考察

同じはずなのに、違う。
同じはずなのに、【わたしだけ】違う。

インターナショナルな環境にいたり、外国にポツンといると、
みんな違って当たり前。
わたしとあなたは違う人。

それがナチュラルに腑に落ちる。

以前の職場から、そんな環境は、結構気に入っていた。
変なことしても、「それ、変でしょ。」って言われないし、
仕事中に鼻歌うたっていても、「え、どうしたの?」なんて、誰にも言われない。

でも日本の環境の中に入った瞬間、感じる焦燥感や、孤独感て、おもしろい。
みんな一緒なはずのに、違う、そんな孤独感、そんな焦りや、気まずさ。

この孤独感て、なんかに似てる。

あ、この感じ、産後の社会から取り残されたと感じる、
産後に感じてた、ママ時代の孤独感に似てる!

人間は、やっぱりコミュニティに属したい生き物だし、誰かと単語ではない【こどば】を、人と共有したいんだな。

こころの変化と、
あ、私、ポカン。と心に穴のあいた抜け殻期間を経て、とってもそーシャライズされてきたぞ。

よしよし、そろそろ動き出せるサインだな。

と、

綺麗になる髪の毛を眺めながら、色々考えさせられた1日でした。

では、また。つぁいちぇん╰(*´︶`*)╯♡

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Mamadon@taiwan
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