褒めるということ
私の世代って、おそらく、あんまり親から褒められずに育ってきたんじゃないかと思います。
今みたいに「褒める子育て」なんかなかったし。
なので、私は子どもを褒めて育てたいと思って、それを心がけてきました。
それで、まぁ、苦手が多い子を育てていますと、褒めるハードルがめっちゃ低くなるんですわ。
テストが100点だったとか、勉強頑張ったとか、持久走で一位になったとか、そんなレベルじゃなくて。
学校行けたの?!頑張ったんやね!!
勉強したの?!すごい〜!!
持久走参加したんだ!!ナイスチャレンジ!!!
ってこうなる。
もう、褒めることだらけ。
我が子に対してそうなもんだから、他の子見てるとみんな、
「すげーー!」
って思う。
今、ありがとうって言ったよね?!
そんなふうに自然に言えるなんてカッコイイな!
とか、気がついたら伝えてるんだけど。
褒める、というのは、なんか出来たから褒めてあげる、という事ではなくて。
確かに、〇〇できたの、偉いね!って褒めるんですけど、そればっかりだと、できなかった時に「自分はダメだ」ってなっちゃったり、褒められるために行動する子になってしまったり。
発達障害のお子さんたちは、普段から叱られる事が多いので、褒められる経験が少なくて、どんな形であれ、褒められると嬉しそうな顔をするんですが、
だからこそ、褒め方には注意を払う必要があるな、と思います。
よく、「お子さんをもっと褒めましょうって言われるけどさ、褒めるところないんだもん」
と仰る保護者さんがいます。
そうそう、親って、どうしたって我が子が心配だから、できてない所見ちゃってね〜。
そうすると、あれも出来てない、これもダメ、ってなって、褒めるとこ見つからんのですよね💦
そういう時に、無理に、顔ひきつらせながら、偉いねーって褒めても、子どもは本心じゃないの見破りますしね。
そんな時は、もう
「〇〇ちゃんの笑顔が素敵!心が暖かくなる!」
「〇〇ちゃんがそばにいるだけで、ママ、幸せな気持ち!」
などなど、その子の存在を褒めると良いですよ〜ってお伝えしてます。
あと、できるようになって当たり前になってる事って褒められないですよね。
例えば、脱いだ服をそこら辺にほっぽり出したままだったのが、洗濯機に入れてくれるようになった。
それも、時々、改めて褒めたりしてます。
「毎日持って行ってくれるの助かるわ〜」
って。
それと、ボキャブラリーが少なすぎて、褒め言葉が
「スゴーイ!」
ばかりなのが本当にどうにかならんの自分、って思ってるんですが。
最近心がけてるのは、
「偉いね!」
じゃなくて、
「そうしてもらって、私は嬉しい!」
と伝えること。
なんか、「偉いね!」って上から目線で偉そうじゃないかな?と思って。
そもそも、褒めるって行為が上からですよね。
目下のものが目上の人を
「仕事ちゃんとこなして偉いですね」
とか言わないもんな。
子どもたちとは、上下の関係ではなく、横の関係でいたい。
ひとりひとりへのリスペクトを忘れたくない。
褒めてやろう!って褒めるとか。
その後に、いつもそうするんやで、とか、なんか説教くさいもん付け加えちゃったり。
そんな偉そうな態度じゃなくて。
純粋に、スゴい!って思った事を伝えるし、頑張って何かができた時は、私も嬉しい!って共有して。
褒めるっていうより、認める、か。
何かが出来ようが出来まいが、あなたが尊い、大切、大好きって伝わるように✨
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