双子 生後1週間で心臓の手術
生まれてから1週間。
心臓に2つの病気があることが判った双子の片方。
心臓もしんどくなってきているから手術をした方が良いと、
生後1週間で心臓の手術をすることに…。
手術の説明は前日にあった。(その時、産後6日目)
それまでは、良くも悪くも私は病気の全貌をわかっていなくて
”怖さ”とか”不安”とかはあまり感じられなかった。
でも、手術の説明を聞いている内に現実味を帯びてきて、
壮絶な手術になることが素人なりに想像できたし
生後1週間という、小さな小さな体でその手術に耐え得るのか
がとても心配になり怖くなった。
いろんな感情と恐怖と、
産後の母体の回復もままならない中で
急に涙が溢れてきて止まらなかった。
いろんなことを考えた。
手術当日、オペ室に入る前の末っ子に会いに行き、
抱っこをすることができた。
後日気付いたのだが、胸に傷の無い末っ子の姿をおさめた写真を
私は持っていないかもしれない。
産後、バタバタすぎて、末っ子の裸の状態を撮っていなかったかも。
今はもう胸に傷がある状態になってしまっているので、
綺麗な状態だった末っ子の姿を撮っておけば良かった。
説明では手術の時間は6時間くらいかな?と思っていたが、
実際は、8時半から始まり、終わったのが18時過ぎだった。
予想していた終了時刻をどんどん過ぎる度に大丈夫か?と不安になったが、
何も連絡がないことが手術は順調に進んでいることを意味していると思い
夫とただただ待った。
末っ子が病室に戻ってきた時、眠っている姿を見て、
また涙が止まらなかった。
でも、頑張った末っ子の前で私が泣くのはおかしいと思って
泣かないように耐えた。
そして、手術をしてくださった先生方に頭を下げた。