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研修講師への第一歩

10年後の目標は研修講師

中学校教員×キャリアコンサルタントとして、さらに育児と仕事を両立するワーママとして、次なる私の目標は、「10年後までに研修講師になること」

もちろん、研修講師になるといっても専業で講師業をすることに限定しているわけではない。(講師業に興味があるのは否めないが…)

まだまだ不足している教員としての経験を積みつつ、様々な書籍や講演会から、知識のインプットを行い、理論と実践を踏まえた研修ができるような人になることが、今後10年以内に達成したい私の目標なのだ。

引き寄せた貴重な機会

そんな私に、経験を積む絶好の機会が訪れた。
それは、職員向けの研修会の講師を任せてもらうこと。
本当は、外部の人材にお願いする予定であったが、研修担当の方が、外部人材よりも内部人材による研修の充実を提唱されてあり、
雑談の中で私の内なる野心に気づき、「講師やってみたら?」と声をかけてくださったのだ。
普段から、やりたがりオーラを出していたのかもしれないが、出していてよかったと心から思った。

大変だったこと

①テーマの設定

研修のテーマは、こちらに一任されていたため、どのようなテーマで研修を行うか、非常に悩むところとなった。
私が必要だと思う学びが、本当に職場において求められている内容なのか…事前アンケートなどをとり、ニーズを調査する方法もあるが、今回は、私が普段からもっている問題意識を大事にしたいと思い、自分でテーマを決めることにした。
まず、紙に取り扱いたいことやその関連事項をマインドマップのような形で書きだした。その後、深まりを見せたワードに注目していき、テーマの集約を行った。今回は「教育相談」という場における「問い」「対話」を取り扱うことを決定した。

②情報の取捨選択

テーマが決まる前から、情報収集は広く行っていたのだが、研修で伝えたいことが多すぎて、時間内(今回は60分研修だった)におさまらない可能性が出てきてしまった。研修のすべてを一方的な知識の伝達にしたくなかったため、長くても30分以内に収まるような内容にする必要があった。伝えたいことに優先順位をつけながら、付箋やメモを活用し、情報を取捨選択した。
結果的に25分ほどで、知識の伝達および適度なワークも盛り込むことができたので、集めた情報をいかにそぎ落として研修内容を精選していくか、慣れが必要な作業だと思った。

嬉しかったこと

①同僚の楽しそうな顔がみられたこと

私は研修において、「やらされてる感」や「退屈で時間の無駄感」があるときが最もいたたまれない。参加者の立場のときは、どんなに退屈な研修も自分の気の持ちようで何とかプラスの意味をもたせようと努力することができる。しかし、講師になったからには、なるべく「主体的に」参加し、「有意義な時間だった」と感じてもらえる研修にしたかった。
そこで、緊張はしていたものの、なるべく自然体で参加者とこまめにコミュニケーションをとりながら研修を進めた。その結果、とても楽しそうに笑顔を浮かべながら参加してくださる人が多かった。楽しそうな顔は伝染するんだなと、笑顔で研修しながら感じた。

②研修のふりかえりでほめてもらえたこと

研修の最後のアンケートにて、私が担当した研修が印象に残ったと記入してくださった方が複数人いたことも非常に嬉しかった。
「理論と実践がどちらもあって、分かりやすかった」
「これまでに学んだことがない内容を扱ってくれて嬉しかった」など、
私が意図していたことが伝わっていたのだと感じ、安堵した。
少なくとも、その方々からしたら私の研修は時間の無駄にならなかったのだという安堵感でもある。

この経験から学んだこと

①研修の準備は日ごろから

研修のための準備をしてみて思ったのが、日ごろから自分の興味のある分野の情報にアンテナをはり、多面的・多角的に考察したり、自分なりのまとめをつくったりしておくことが必要だということだ。テーマ設定に時間がかかってしまったのも、このストックが圧倒的に少なかったからであると思う。いつ研修講師をする機会が舞い込むか分からない。自分の強みになるようなテーマを携えていつでもスタンバイ状態にできるように自己研鑽をしておきたい。

②言うだけでなく、行動することが大事

「研修講師になりたい」と言いながら、何も行動を変えなければ、きっと今回のような機会は舞い込んでこなかったと思う。前向きな姿勢を示したり、普段から自主研修を企画したりしていたことが今回の引き寄せにつながったと思うし、行動こそがこれからも目標達成につながるような経験を引き寄せる可能性を広げると思っている。

次なる目標

①今年度中にもう一度研修講師として短時間研修を担当
②研修講師として様々な講演会や研修を担当している人に話を聞きに行く
③ワーママとしてのキャリア形成に関しても言語化し、必要に応じてそのテーマでの研修につなげられるようにしておく

1度きりの人生、2024年は人生の中で二度と来ない!
後悔しない生き方のためにも、ひたすら前進あるのみ!


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