そのサポート誰のため・・・・?1
私には現在高校3年生の息子がいます。先日高校バスケを引退し大学でもプレーするため現在も食事とトレーニングを続けています。
息子が今まで、そしてこれからも競技に向き合うために私たち親がやってきたことを書き綴っていこうと思います。
息子は小学校に入学してすぐサッカーを始めました。私が通っていた整骨院にたくさんのサッカー選手が来ていたことがサッカーを選んだ一番の理由だったと思います。お友達と二人で通い始めたサッカークラブはいわゆる「本気」のクラブチーム。はじめのうちは楽しい練習でした。
私も、チームメイトのお母さんたちと仲良くなり、送迎も楽しみの一つでした。
しかし小学2年生になるころ、様子がすこしづつ変わってきます。チーム内競争が激化してきたんです。
それは、センスのいい子や技術がある子は学年を超えて練習に参加できるようになって、コーチやチームの偉い人から声がかかるんです。
それが親のステータスのようになっていって、今まで一緒に楽しく応援していた親同士の関係もギクシャクしていくんです。
元来、負けず嫌いの私は声がかからない息子にいら立ちを覚えます。
上に上がる子供の多くはチーム練習の他に技術を学ぶスクールに通っていました。ただ、我が家はそんな余裕もなかったので息子を誘って走り込みをしたり公園で練習したりとできることは限られていました。
息子自身のやる気もあまり感じられなかったのもありました。
何度も「辞めていいよ」といっても「辞めない」という息子。イライラしながらも4年生まで続けてきました。
息子が5年生になるころ、私が現在の職場に転職したんです。
そこで出会う上司に息子のチームの現状や息子に対する愚痴を話したところ、こう言われたんです。
「それって、誰のためになってるの?」
衝撃でした。
上司「そもそも、息子くんはサッカーやりたいのかな?」
私「辞めていいよっていっても辞めないっていうんですよ」
上司「そりゃそうだよ、辞めたいなんて言ったらお母さん、悲しむでしょ?それに辞めたらもう僕のこと、見てくれないんじゃないかって思うよね、今の直美さんじゃ。」
私のせいだったのか・・・・
居た堪れない気持ちになりました。息子のためといいながら自分の体裁やステータスのための行動だった・・・・
サッカーをやってる時の息子が笑わなくなってたことにその日、仕事から帰って写真を見返して気が付いたんです。
最低だ・・・・・・
このままじゃダメだ!!
そんなある日
息子が遠征から戻ってくるなり土下座したんです。
「サッカーを辞めさせてください。」と・・・・
もう限界だと泣きました。
「そうだよな、そりゃ嫌だったよな・・・だって本当はやりたくなかったんだもんな。」
そう言って私も泣きました。
そして、「今までごめん」と何度も謝りました。