外側から業界を変えたい!ドボクのアップデートへの挑戦
土木業界では様々なインフラをつくっています。道路・トンネル・橋梁などがあり、それぞれに専門の土木技術者が設計を行っています。沢山の方が“Malme(マルメ)”のメンバーとなってくださっていますが、その中でも鉄道分野で活躍されていた方がいます!鉄道は特殊な分野であり、幅広い知識を求められる難しい世界です。
マルメマガジン第11弾でご紹介するのは、“Malme(マルメ)”の技術部で設計チームとして活躍されている大隅さんです!建設コンサルタントで働かれていた大隅さんはなぜ、これまでのキャリアから“Malme(マルメ)”にキャリアチェンジされたのか?なぜDX化に邁進されているのか?さっそくインタビューを行いました!
「業界」を変える、それは外側に立つからこそできるのだと思います。BIM/CIMで必ずドボクは変わります!
Question1. ーどんな人?ー
ー大隅さんは、鉄道業界一筋で10年以上設計をされていたとお聞きしています!これまでどんなお仕事をされていたのか、改めて教えてください!
大隅:そうですね、私はたいした者じゃないですけど、よろしくお願いします(笑)徳島県でリモートワークしています。
私の経歴をお話しますと現職の“Malme(マルメ)”が3社目となります。1社目は鉄道土木設計の歴史ある会社に入りました。そこで、新幹線や在来線の高架橋の設計を担当しました。2社目は鉄道会社のグループ企業である建設コンサルタントに入社し、同じく土木設計などを行っていました。
ー建コンさんでは具体的にどのような仕事をされていたのですか?
鉄道の高架橋や河川にかかる橋梁の設計などに携わりました。また、海外の設計業務にも携わらせていただいたことは良い経験となっています。その他には維持管理の業務も担当しました。例えば、終電から始発までの夜中の時間に線路に入り、鉄道上空にかかる道路橋の点検をして、道路管理者に点検結果を報告するような仕事です。その傍ら、BIM/CIMを広げる取り組みを一生懸命していました。
ー以前からBIM/CIMに携わっていたのですね!どのような取り組みをされていたのですか?
具体的には、社内外に対してBIM/CIMに関する国の方針を読み解いて伝えたり、実際に3Dモデルを作り、案件に合わせて活用してもらうように動いたりとか、そんなことを行っていました。
Question2. ーなぜ外側(社外)から業界を変えたいと思ったのか?&転職理由は?ー
ー社内でBIM/CIMを広めようと活動されていたとのことですが、それは上手くいったのでしょうか?
正直にいうとBIM/CIMに賛成してくれる方は多かったのですが、理解してもらうまでは非常に苦労しました。以前のマルメマガジンと重複するかもしれませんが、やはり皆さん日々の業務にとても追われているんです。通常業務にプラスして土木工学についてまだまだ新しいことを身に着けなければなりません。そんな中、効率化するとはいえBIM/CIMを取り入れるということは、触れたことがないデジタル技術を1から勉強するようなものであり、時間がかかる上に完成された仕組みにも影響を与えるので、設計をしながらDX化を実現することは難しいと思いました。それは私も設計実務をしていたので十分わかります。
私の中では、わかっちゃいるけどやりきれないし、技術があるのに活かされないのはとても勿体ないというジレンマがずっとありました。
ー社内で努力されていたのに転職まで踏み切られたのは、何かキッカケがあったのですか?
私の場合は設計が好きですし、前の会社が嫌になってやめたということはありませんでした。ではなぜ転職したかというと、抱えていたジレンマもあってBIM/CIMをもっと土木業界に広めるという関わり方をしたいと思うようになったからなんです。BIM/CIMに関して色々ネットで調べていたときに代表のインタビューに出会ったのが転職しようと思ったキッカケとなりました。
ー社長の当時のインタビューをご覧になってどのように感じられましたか?
土木業界に対する課題感、“Malme(マルメ)”という会社や代表の考えにとても共感しました!同じようなことを感じている人が他にもいるんだと、仲間を見つけた感覚に近かったです(笑)
そこから“Malme(マルメ)”に興味を持ちました。
ーこのインタビューから最終的に転職しようと思われたのですね!
そうですね。BIM/CIMを取り入れないのは、やりたくないと思うこともあるかもしれませんが、土木業界の様々な面から生じる課題がDX化をさせていないという側面もあるのではないかと感じていました。
このままでは業界が新しい技術を取り入れたくても進まないし、鉄道分野の中からアップデートをしようとするのもいいけど、土木や鉄道を知っている人間が外側からアップデートに携わる、そんなやつがいてもいいんじゃないかと思いました。BIM/CIMを推進するのに社内だけにとどまらず、どうせやるなら外側から業界全体のDX化をやってみよう!と思い、“Malme(マルメ)”に転職する機会をいただきました。
Question3. ー建コンから建コン・ゼネコンを支える会社に入社していかがですか?ー
ー大隅さんはいまどんなお仕事をされていますか?
建設コンサルタントなどのお客様に対して、BIM/CIMモデルの作成を通じた支援であったり、業務が効率化されるような技術開発に取り組んでいます。設計の経験者がBIM/CIMモデルを作るのはとても有効だと思います。例えば、土木の専門用語がわかるので、コミュニケーションが早いとか、依頼者が細かな説明をしなくても良いという利点があります。設計者の意図がわかるからこそ、どのようなモデルをつくればお客様が見やすいのかがわかります。お客様が欲している情報が詰まったモデル作成をできるというところが、土木技術者としてモデル作成する意義だと感じています。実際にお客様からも喜ばれていますね。
ー今までもBIM/CIM推進に取り組まれていましたが、Malmeに入ってどのように環境が変わりましたか?
建設コンサルタントは技術サービス業であって、土木工学で顧客の課題を解決する仕事なのですが、“Malme(マルメ)”は新しい技術で顧客の課題を解決しています。そういう点では前職と共通しているので、同じようにやりがいを感じています!
今までは鉄道分野の中にいましたが、“Malme(マルメ)”には様々なインフラ分野の依頼がくるので、技術研鑽が必要になりました。道路や河川や砂防などについても専門用語はもとより技術的な観点も勉強していかないといけないと感じています。設計図書を依頼されたら設計できるほどの技量があると、依頼者からの安心感が違うと思います。
幸い鉄道分野はトンネルや橋梁など鉄道以外の分野に触れる機会が多いです。逆をいえば、鉄道分野で設計をやっている方であれば“Malme(マルメ)”のようなDX事業を行っている会社に入ると非常におもしろいと思います。
ーこの仕事の難しさを教えてください!
今までにない新しい方法を目指してチャレンジしているので、責任感や難しさを感じていますね。今までの仕事は「橋をつくってください」のようにやることが決まっていて、ルールの中でどんな橋をつくるのかは腕の見せ所という形でした。
ですが、“Malme(マルメ)”では何をつくるかも自分たちで決めるし、自由な発想で考えていくことができます。だからこそ、これまで以上にインプットやアウトプットが必要になるし、アイディアを出しながらお客様にサービスが通用するのかトライアルを繰り返さなければならないので、仕事のスタンス自体が変わりました。
また、既存サービスと新しいサービスが全然ちがっているので、お客様にやりませんか?と提案してもなかなか響かないこともあります。だからこそ、やりがいを感じる部分でもあるんですけどね(笑)
Question4. ー今後成し遂げたいこと&大隅さんからのメッセージー
ー実際に建コンさんやゼネコンさんを支援する立場になって、楽しいですか?
楽しいですよ!土木が好きだし、新しいことに取り組むのが私の性分に合っていると改めて感じました。“Malme(マルメ)”からお客様に成果品を納めて喜んでもらえたり、お客様がうちの成果品を発注者(事業者)に見せたときに褒めてもらえたというフィードバックをいただいたときは、すごくうれしかったですね!
ー大隅さんが、今後なし遂げたいことはありますか?
技術者が煩雑な作業から解放されて、技術に集中できる土木業界になって欲しいと思っています。そのために、“Malme(マルメ)”が必要なサービスやプロダクトを提供していきたいです。
土木に携わる皆の中にこれは無駄だよねとか、ここはもっと効率化できるよねということが沢山あります。それらに忙殺されることで、心身を崩したり業界から離れたり魅力の低下につながっているのではないかと感じています。そうではなく、技術者が技術研鑽にもっと集中できるようになると、日本の土木工学のレベルが上がるし、業界の活性化にもつながると思います。それを外側に立ったからこそやりたいですね。
ーでは最後に、大隅さんから土木業界従事者で転職をお考えの方へメッセージをお願いします!
ドボク業界で新しいチャレンジをしたい方は、ぜひ“Malme(マルメ)”に来てください!
建設コンサルタントやゼネコンにもDX化に取り組む方々はいらっしゃいますが、“Malme(マルメ)”には特に同じ志の人が集まっているので環境が大きく違います。“Malme(マルメ)”は建設コンサルタントやゼネコンなど土木業界全体をターゲットにプロダクトやサービスを届けていきますので、どこかで自分の経験が活かせるジャンルがあるはずです。
私たちの努力が形となり、お客様から「やってみたい!」と言っていただいたときは、嬉しいですし将来どんな結果がでるのか楽しみになります(笑)
DX技術で一緒にドボクをアップデートしましょう!
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