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「K-POPが人生を変えましたよね」

タイトルは先週のBLACKPINK『BORN PINK WORLD TOUR JAPAN』東京ドーム2日目のコンサートを終え、サイゼで打ち上げしている時に一緒に行った職場の後輩が言った言葉だ。

確かに! とデカンタ200円の赤ワインを飲みながら激しく同意。

後輩はK-POP好きが高じて韓国語の専門学校に通っていたとのこと。

私は仕事で新入社員と1年間お話をするのだが、彼らは下手したらもう娘・息子くらいの歳の差なのに、会話の共通点になる。何なら一緒にコンサートいったり、同士7~8人で集まって韓国料理食べに行ったり、しちゃう。
とはいえ私はまだまだヒヨッコなので、そこでみんなからK-POPのあれこれを教えてもらうのだ。

正直私は歳も歳なので、若い人のグループはもう見分けがつかなくって、K-POPと聞いただけで「いやぁ無理無理」なんて言っていた、コロナ前。

ともなれば、コロナも人生を変えたよね。旅好きの私が、旅に出られない日々が続いたんだから。父親や会社の役員にまで
「旅に出られなくて大丈夫なのか」
と心配してきて。大丈夫なのかって言われてもねぇ、だけど、大丈夫でした 笑

BLACKPINKがいるから! 笑
あと堺雅人も… 笑笑

BLACKPINKとの出会い

元々インスタをフォローしていたとあるミュージシャンが、BLACKPINKのLISAをフォローしていてオススメに出てきたのがきっかけ。海外のセレブの写真を見るのが好きだったのですぐフォローした。LISAべっぴんさんだしね。きれいな人だなぁって。

コロナ禍になって、音楽のサブスクを始めて「そういえばLISAってBLACKPINKっていうグループの子だったな?」と思い、せっかくだから、と聴いたのが『Kill This Love』だった(と思う)。

「お、なかなかかっこいいじゃん!」

他の曲も聴いたけれど、結構好みだった。いわゆる『強い女』系 笑

それでコロナ禍の当時は筋トレも流行ったと思うけど、筋肉欲しいわけじゃない民にとっては運動不足解消とはいえ筋トレは全然楽しくなく、何とか楽しんで家で身体動かせないかと思って始めたのが、ダンス。

最初に練習を始めたのが『DDU-DU DDU-DU』
絶対無理、こんなの出来ないよ、と最初は思ったけど、そこはコロナ禍、とにかく暇。1日1時間以上毎日練習してたら1週間位で踊れるようになった(もちろん動画のようにキレッキレには踊れないが)。真冬でも滝汗。

そもそもやってた筋トレや、コロナ前に通っていたヨガのお陰で体幹には自信がある。体幹と筋力ないとダンスは難しいと思う。

それで調子に乗ってどんどん曲数を増やし、運動不足解消に貢献してくれたお礼にファンクラブに入ることにした(え?)

そこからどんどんファンになって、韓国語の勉強を始めた(正しい)。髪も伸ばしてピンクのインナーカラー入れた。K-POPダンスにロングヘアは身体の一部として重要な要素なのだ。

そうして新入社員たちとの共通話題として「K-POP」が出てくる。私の場合はBLACKPINKオンリーなので正直他のグループはあまりわからない。でも他の子がBTSとかTRESUREとかセブチとか好きとか聞くと、そっちにも目が行くようになる。
それでも私はボーイズグループはあまり関心がなくて、ガールズグループ、やっぱりブルピン!

そうしてファンになって2年、念願のカムバを果たした2022年は、もう絶対行く!と決めて海外公演を追っかけることにした。それが12月のベルリン公演。せっかくベルリンまで行ったのに、興奮しすぎてな~んにも憶えていない。体感10分くらいだった。

それじゃ記憶定着だ、と意気込んだ先日の東京ドーム2日間。やっぱり興奮しすぎて所々飛んでる。
まぁだって、声出しOK以前にコンサートであんまり叫んだりしたことなかったのに、ブルピンのコンサートではオープニングから「アァァァァァァ!!」って絶叫しちゃうし、

「ジスぅー!(最推しの子)」
「ロジェ―!!(2推しの子。ちなみに私の作品の"桜子"のモデル)」
「ジェェニィィィィー!!」
「リィーーーサァーーー!!!」
「こっちみてぇぇぇぇ!!」

と絶叫に絶叫で声枯れたし。
日本語でMCしてくれるのだけど、かわいすぎて萌え死んだし。特にジェニ、めっちゃ日本語しゃべってた。「もう日本語忘れました~!」って言っておきながら。私はそこで改めて痛感した。ジェニってプロ中のプロなんだなーって。そりゃカリスマになるよ。

まさか自分が、こんな事になるなんてと。しかもアイドル。アイドルにハマるなんて思わなかった。本当に人生何があるかわからない。

K-POPで繋いでいく

コロナ禍になってから職場は出社と在宅の織り交ぜ。顔をなかなか合わせられない人もいる。また会話もあまり出来ないことから、交流なんて殆どできない状態になっていた。雑談をしないから、誰がどんな事しているか、何が好きか、全く知らない。

私の仕事は先に書いたように新入社員全員と毎週必ずお話するので、誰が何が好きか把握できる。そしてそれを毎年やっているので、世代を超えて共通点を見つけることが出来る。

新入社員たちは自分から声を掛けに行くことは、今はなかなかできない。なので私が仲介役になって、同じ趣味の人たちを引き合わせてきた。それこそ先輩・後輩で。

そこでもK-POPパワーは絶大だった。最大勢力になった。みんな推しは違うけど、みんなの推しの話を聞くのが楽しいし、影響しあって誰かの推しも推し始めたり、と楽しすぎる。

それと以前会社を辞めたとある方が今韓国に住んでいるのだが、彼女もK-POP好きが高じて、韓国語を使った仕事がしたいと退職して韓国に渡った。現地で結婚もした。アメリカンドリームならぬ、コリアンドリームである。
彼女にも連絡とって会いに行くことは、K-POP好きがなかったらそこまでしなかったと思う。

こんなに歳の離れた人たちとワイワイ楽しく集まれること。
ダンスを始めたこと。
韓国語を勉強したこと。
韓国の食品・お菓子・コスメに目が行くこと。

変わったね、人生が。
もちろん、何が好きでも人生は変わるけど。K-POPは特に大きかった。

今年も新入社員がやってきましたので、仲間を発掘しなくては…。

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