柴犬のコロよ永遠に。

柴犬のコロ（♂）は、私が物心付いた頃には
もう実家にいた。外で番犬として働いていたのだ。

「しばいぬ、こびない」

正直、彼とのエピソードは極端に少ない。

ストイックで、ずっとキリっとした顔をして
飼い主の爺ちゃん婆ちゃんだけに尻尾を振る。
仕事犬だったのだ。

甘えてきた記憶が無い。
なでようとしても距離を取られる。

こっちを怪訝そうに見つめてくるだけ。
特に何もしていないのに。

私は犬に嫌われる性質なのかもしれない。
よその犬にはいきなり追いかけ回されたし。

私は自然と猫派になった。
ミーコは可愛いなぁ。

外飼いが災いし、中学生になったある日
マムシに噛まれて重傷を負ったコロ。
最初は処置もちゃんと出来たし
大丈夫だろうと思った。元気そうである。

それがしばらくして、
いきなり向こうへ行ってしまった。

呆然とした。
あんなにピンピンしていたではないか。何で。

かなりの老犬だったから
天寿を全うした可能性を信じたかった。
そうだと言って欲しかった。

時が経ち、身内でとんかつ屋で
ご飯を食べていた時（かなり最近）

婆ちゃん「コロちゃー、良い犬やったぞー。
ちゃーんとしとんが。ワシ、犬の中やったら
柴犬が一番好きやわ。

クゥも、ワシが言ったら
しっかり言う事聞いとったぞー。
大人しいしとんが。
犬飼いたいなったら柴犬やわ」
（クゥは「クロ」という柴犬の♀。コロの後にやってきた）

婆ちゃん、そんなに柴犬が好きだったのか・・
しきりに柴たちの話をする婆ちゃん。
散歩を朝夕１時間はきついからもう飼わないとは言っているが。

・・・祖母孝行らしい孝行もろくに出来ずに
この歳まで生きてしまった・・

そうだ、
コロをスタンプにしよう！

正直私とのエピソードはそこまで無いけれど、
コロがよくやってた事は思い出せる。

別件で買っていた犬図鑑を片手に
コロを頑張って描いた。
それがこちら。

いきなりご挨拶だな

いつもこんな感じの顔と姿勢だった印象。
外でずっと、やってくる車に毎回強烈に吠えていた。

「今着いたよー」とか「待ってるよー」とか
そういう時に使うと良い

「遊んでやってもいいぞ」
「飯はまだですかご主人様」

先導者、堂々と田舎道を練り歩く。
付いて行きたい背中を持つ犬である

実はちょっとお腹がタプっとしていたような

実際は軽の助手席
柴と軽トラの組み合わせは描きたかった

粗相なんぞするか
これは描いた奴の妄想だ
田んぼの跡を転げ回った事などない

むぎゅっとさせたい
コロはそういうの好きじゃ無さそう
手は婆ちゃん

よく舌を出していた印象もある
煽りたい時や笑いを表現したい時に

私の知らない仔犬っぽいコロ
すでに成犬のいでたちだったから

柴犬のコロはスタンプになって
今、再び蘇ったのだ。

しかしこれはまだ仮の姿。

好評であれば、婆ちゃんによりリアルなエピソードを聞いて
更に完成度を高めたコロをお出ししたい。

後継犬のクロの事も描きたい。
キャラクターがこちらも強烈。
こちらももう向こうに行ってしまったのだが・・。

媚びない、甘えない仕事犬。
それでもご主人様が大好きなコロ、いかがでしょうか。

よろしければお迎え下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

私はこんな顔をした覚えはない。
でも・・感謝はしている。
ではスタンプページに飛ぶぞ