紅茶梅酒
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出先で、寒気を感じた。どうもここのとこ、歳のせいか忙しいため、体調がよろしくない。
私だけ、先に帰ることにし、家族にスーパーの買い物をお願いした。
寒気だけだったので、すぐに漢方系の薬を飲む。
異常な陽気で半袖の人もチラホラいた位だったのに、とにかく寒い。
生姜入りの紅茶を!と思ったが、生姜をするのがひどく億劫に感じられた。
その時、台所の整理をしている時に見つけた紅茶梅酒を思い出した。
手っ取り早くて、非常に良い。
出来上がった紅茶に蜂蜜をたっぷり入れると、そこに少しだけタラす事にした。
固くなっていた瓶のキャップを必死に開け、傾ける。
ドボドボダッボッボー
ウワッ!!
ちょっと手元が狂ってしまった。
この時、紅茶は愛用のマグに2分の1ほどだったが、紅茶梅酒が同量ほど投入されてしまった。
もう一度紅茶を入れ、スプーンに1杯程度、梅酒を受けてから垂らす。
という超めんどい大人として正しい対応が頭に浮かんだのだが、、、。
私は何口かだけ飲めば良いという事にした。
しっかりかき混ぜると、まず一口飲んだ。香りが良く、甘くて美味しい。やはり紅茶との相性は抜群だ。お酒っぽさは感じられなかった。
とにかく温かいうちに!
またゴクっと飲み、結構大丈夫そう、とまたゴクっと飲み、、、
残り少なくなったのを見て、これだけ残してもしょうがないという、哀しき主婦のサガが働いてしまった。
完飲!
とにかく寒いので、さっさと布団にくるまった。
ほどなく、やや空きっ腹のところに投入したアルコールが暴れ出してきた。
もともとお酒は強くない。
ビール一杯で、酔っ払えるという超お手軽人間だ。
カッカッと顔が熱くなってきた。
熱じゃないよね?
よく分からなくなっている。
心臓の鼓動が早い。
怠くて眠いのだが、お酒は飲み過ぎると深く眠れない。
寝れたんだが分からないまましばらく横になっていた。
家族はいつのまにか帰って来ていたが、私は放置されている私を気遣ってくれている。
うとうとしながら「フリーレン、やっぱり面白いね〜」という声が聞こえた気がするが、母の体調が悪いのにアマプラを観て楽しんでいるはずがない。
それに、、、顔がまだ赤い。
これでは出先で酒が切れ、具合が悪くなったアル中だと思われてしまう。
しばし寝室に潜伏し、この記事を仕上げたら明日への予約投稿をするつもりだ。
、、、もう、じぇんじぇん、さむくない、、、