こんな教科書で教えていいの?
1.新課程がスタートするにあたって
来年度から高校は新課程になります。
社会科は新科目、「歴史総合」なるものが必修に。
世界史と日本史を並行して学ぶ科目で、
世界とのつながりの中で日本を見るという視点はとても良いですね。
すでに今から授業をするのが楽しみ😄
2.教科書選定で思ったこと
しか~し、その教科書なんですが…
各社、工夫を凝らして、いろんなトピックを載せてます🥴その結果…
これまでよりも、出版社の色というか、思想が露骨になったように感じます。もちろん、良いトピックもたくさんありますし、読んでいてワクワクするものもあります。
でも、高校日本史で大きなシェアを持っている、ある出版社なんですが…😮💨
子どもたちに、日本への愛着を持たせたくないんですかね?どうしても日本を貶めたい感じが出まくってます😩
例えば、あの、へんちくりんなランキング「ジェンダーギャップ指数」を載せて「日本は120位(で遅れてる!)」みたいな書き方をしてるんですね🥴
冗談じゃないですよ😵💫
このランキング。6位ナミビア、7位ルワンダですよ!
アフリカの内戦で男性がたくさん亡くなったせいで、女性がたくさん政治家になったり、社会労働しなくてはならなかったりしてる国が上位にくるランキングなんて、何の価値があるんですか?
望む望まざるとに関わらず、女性が社会進出せざるを得ない国が、"平等"と評価される基準ってチャンチャラおかしいです🤢
こんなデータで、日本の何を教えろと?
"日本は男女不平等!" "日本は女性蔑視(差別)の国!"とかですか?
「ふざけんな!」ですよ😠
このランキング、上位はほとんどヨーロッパの国です。ヨーロッパの価値基準が、世界の価値基準だと思ってるんですかね😏
「女性が男性と同じように働くのが当たり前」という価値観と「外で働いてもいいし、専業主婦でもいい」という価値観どっちが良いなんて決められないでしょう!
そもそも「専業主婦で家にいる女性は、男性から虐げられている」っていう発想の方が差別的です。
日本の女性に、「生まれ変わったら、男性、女性、どちらになりたいか」というアンケートをとると、70%以上がまた女性がいいって言うんですよ🌺🤭
男女平等ランキング120位の国が、そんな結果になりますか?
3.日本はそもそもジェンダーギャップの小さい国
この指数を決めるにあたって、男女の出生数、識字率や教育、医療の平等性の点で、日本は世界一らしいですよ😏総合120位なのに…
しかも1000年前から日本の女性は字が読めますからね。さらに、紫式部や清少納言など、女流文学がちゃんと評価されてる国ですよ😤そんな国、他にありますか?
もっと言えば、最古の歌集「万葉集」にさえ、女性の歌がたっくさん収録されてますし😋。今から1300年前ですけど!
また、全国に16000以上もあった江戸時代の寺子屋。そこで教える先生のうち、かなりの数が女性で、当然敬意が払われていました。また、女の子もたくさん学んでいました😊
さらに日本の女性には、7世紀から口分田が与えられてましたし、それに伴って税も納めていました🤓。鎌倉時代には女性にも相続権もありましたし、地頭になって報酬を得る女性だっていました。
ちなみに、ヨーロッパの女性に、財産権や相続権が与えられたのは19世紀以降です😁
もっと遡れば、縄文時代の土偶。あれは、女性の安産祈願や豊作を祈るために作られたもの。つまり、1万年前から日本では、女性の神秘性に敬意が払われているし、大切にされてきたのです。
だって、日本の神様である天照大御神は女性ですからね🤗女性が組織の上に立つことを、良しとしない国なら、そんな神話を2000年も大切にしてますかって。
4.日本は「役割」を重んじる国
日本では男性と女性を「役割の差」で分けてきたのです。男の役割と女の役割とを区別しながら、「家(家族)」を作ることを重んじたのです😄
「個人」よりも「家族」主義。男性は「夫の役割」、女性は「妻の役割」を果たす文化なんです。役割を分けることは、互いに敬意を払っていないとできないこと。また、お互いを尊重し合わないと「家」は守れないです。
ただ、そのせいで、片親の家庭や未婚の母などにとっては、生きにくさがあると思います。もちろん、それを軽くするために、政治があるわけだし、社会もそのような人たちを排除しようとする風潮は無くさないといけないでしょう!
周りとの関係の中で自分の行動が決まる「家族主義」の方が、「個人主義」より圧倒的にレベルが高い!日本人はそれを2000年も続けてきたんです😊他の国が真似できないどころか、理解さえできないと思います。
ただし、その役割や夫と妻の関係性はその時代によって違います。「妻は3歩下がって夫に従う」というのは、時代の流れの中で無くなってきましたし、「女性が社会の中で働く」ことも当たり前になりつつあります。
でも、ここで注意すべきことが2つ。
1つは、"「女性が社会の中で働く」ことも当たり前"というのは、女性が必ず外で働くことを選ばなくても良いということ。
専業主婦が良ければ、それを選ぶことも"当たり前"であるのです。日本では、「家計などで問題がなければ専業主婦になりたい」という女性もかなりの割合でいますから。日本は、夫と妻の「家」における「役割の差」ですから、夫と妻の関係性の中で選択すればいいんです👍
ヨーロッパは歴史上、"女性は男性の所有物"みたいな感じでした。だから「男に隷属して家にいる」か「男と同じように社会に出る」かの二択の価値観になりがちなんでしょうね🤔
そうでなけりゃ、こんなアホ基準で「ジェンダーギャップ指数」なんて作りませんよ🥱最近では日本にも同じような主張をする人もいますけどね😉
女性に敬意を払うようになって、たかだか200年程度しか経ってないヨーロッパには、「2000年続けてきた、日本のジェンダーに対する平等性」を理解できないんでしょう🥺「上辺の男女平等」と「本質的な男女平等」くらい差があります。
外国の人が理解できないのはしかたがないですが、日本のメディアや教科書会社が、この薄っぺらいジェンダー論に乗っかるのは残念です。もし、教師もそのまま生徒たちに教えてしまったら…😰
5.日本が改善しなくてはならないこと
もちろん、男性と女性の役割が多様化している現代では、日本社会も変わらないといけないところはたくさんあります!「女性が働きやすい環境づくり」や「男女の賃金格差の是正」、「男性が育児参加しやすい環境」など。
一方で、従来通り「専業主婦を選ぶことも可能となるような諸政策」も必要です。
結局、「ジェンダーギャップが小さいこと」=「平等」ではないんですよね🤔こういう、画一化した薄っぺらい刷り込みを、メディアだけでなく、教科書でも行うようになると、日本人はどんどん自分の国を嫌いになります!
戦後教育では、戦前の日本の良い文化を徹底的に教えないようにしてきました。その効果もあって、日本人がこんなエセ平等を信じてしまうようになってしまったのかもしれません。それでいいんですかね😔
日本史を教えている教員の魂に火がついてしまい、ついついたくさん語ってしまいました😅なんだかんだで、逆にとても良い問題を提起している教科書だったりするのかもしれないですね!