台風7号がやってきます!
おはようございます。8月13日のホームルームです。
長い間停滞して大きな被害を出した台風6号。それに続いて台風7号が日本列島に近づいています。
日本は毎年、台風によって大きな被害を受けます。毎回、十分な備えをしても台風の猛威には勝てない。
そんな自然災害と日本人の関係についてお話します☺️。
【日本の自然の2つの顔】
日本は島国で豊富な自然を持ち、水や食料などの恩恵を受けてきた国です。
でも、その一方でこのような自然災害もたくさん起こります。台風に限らず、地震や落雷、雪害など多種多様ですし。
このような災害に耐え、被害が出ては復興し、また次の災害に備える。日本人はそうやって自然と対峙して2000年続いてきたんです。
だから、日本人にとって自然は2つの顔を持っている。
いつもはたくさんの恵みを私たちに与えてくれる優しい顔。一方で時に荒れ狂い、手がつけられなくなる怒りの顔。
この2つの顔を知っている日本人は、自然を支配できるなんて決して思わないし、感謝もする。常に自然に対して畏敬の念を持ち、祈りを捧げるんですね。
いつもはとってもとっても優しいお母さん。でも、調子に乗ってるとガツンと怒る、とっても怖いお母さん。
子どもはそこに愛情を感じるので、力に屈して絶対服従でもなく、利用してわがままを通すでもない気持ちになるんでしょう。
自然に対しても同じ。「畏敬」という言葉がピッタリですね。「恐れ」ではなく「畏れ」なんです。
【日本人にとって自然とは】
「自然=神」という思想に基づき、世界一エコな活動を行ってきました。
自然に畏敬の念を持つ日本人は、たくさんの祈りを捧げるので「お祭り」がたくさんあります。
建物を建てる時の地鎮祭。例えば会社であれば、社長を始め多くの社員が正装で、神主さんと一緒に土地に向かって祈ります。これって外国人からすると異様な光景ですよね。
でも日本人は自然には神が宿ると考えるので、使わせていただくという態度になるんです。
そのため日本人は、自然からの恵みに感謝したり、自然を畏れて我慢したり、逆境にも立ち向かえる精神を持っているんだと思います。
合理的であることよりも、誠実で真面目であることを大切にするんですよね。
台風の被害状況を見るたびに、切ない気持ちになりつつも、日本人の精神の素晴らしさも感じてしまうんですよね。