データ分析現場のリアル
はじめまして。クサカベです。
これまでインプット中心に学習をしていましたが、そろそろアウトプットしてく習慣もつけたいと思い、書いています。(2023年末になってしまいましたが・・・)
前置き
現在、私はデータ分析に関する仕事をしています。
ひょんなことから配属される事となり、あれやこれや3年目を迎えています。
大学では一応理系だったので、統計学は授業でやっていましたが(単位取れたか怪しい・・・)、
全く覚えておらず、アラフォー目前、1から勉強し直し、統計検定準1級を取得するに至りました。
『データ分析』ということで当然のように統計学やpythonの勉強なんてことをしていましたが、実際に関わってみると、
「あれ?統計学使わない?」
「思ってたのと違う」
なんて日々。
そこで、これまでの経験を踏まえた『データ分析現場のリアル』なんてものを書いてみようと思っています。
要約
ここではデータ分析業務とは、アナリストよりもコンサルティングを指します。
つまり、『データ分析を活かした課題解決支援を行うコンサルティング業務』をデータ分析業務と言うことにします。
データ分析業務に必要なスキル、それはまず第一にビジネス力、そしてコミュニケーションスキル、データサイエンス力です。
データ分析というと『データサイエンスの勉強を!』と思う人が多いと思います(実際、私はそうでした。)が、まずはビジネス力を身につけることをお勧めしたい。
とはいえビジネス力はすぐに身につくものではなく、習慣的に活用する中で少しずつ身につくものです。
そのため、まずはビジネス力を学び習慣的に活用する中で磨き上げ、余力を持ってデータサイエンス力を身に着けていくという流れが良いのではないかと考えます。
ビジネス力
ビジネス力とは、問題・課題に対し、抽象と具体を繰り返し、問題・課題の本質を見極めることができる思考力、いわゆる仮説思考なんて言ったりするものです。
データ分析を行う場合、通常、相手は問題・課題を抱えています。
しかし、その問題・課題は抽象度が高かったり、目的が曖昧だったりします。
そこで、相手の話しを交通整理し、本質的な問題・課題の仮説を立てる必要があります。
私もこの業務に携わるまで気付いていませんでしたが、意外と目的が曖昧なことがあります。
現場にいると仮説の前提となるものは当たり前のようになっていて、つまりどういうこと?なんてことが見過ごされてしまっているのだと思います。
その当たり前を具体化・言語化するお手伝いをするのがデータ分析業務を行うためのスタートラインになります。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルとは、(ビジネス力を補完するようなものになりますが)ヒアリング力(≒問いを立てるスキル)が該当します。
相手から話しを引き出さないことには問題・課題を具体化することはできませんし、提案に納得感も持ってもらえません。
そのために様々な角度から話しを引き出す必要があります。
これはまさに言うは易く行うは難しです。
私自信上手くできている実感はなく、日々、反省と勉強を繰り返し、少しでもスキルアップを目指しているところです。
データサイエンス力
データサイエンス力はまさに、統計学や機械学習に関する知識・スキルのことです。
一般的にデータ分析は仮説検証または効果検証のために行われます。
検証を行うことができるように一連の流れを設計するためにはデータサイエンス力は不可欠ではありますが、多くの場合、最初の目的の具体化あたりで躓いているケースが多いです。
そのため、データサイエンス力を本当に必要とする機会は少ないです。
私自身、多変量解析や機械学習など色々とデータ分析手法を学びはしましたが、実践の中で活かした機会は多くありません。
分析をするだめのデータセットが整っていないという表現の方が正しいのかも知れません。
(これは組織の成熟度によっても違うとは思いますが・・・)
まとめ
データ分析業務を行うことになったら、データ分析を勉強しないと!となる人は多いと思いますが、それよりもまずはビジネス力、コミュニケーションスキルを伸ばすのが吉ではないかと思います。
データサイエンス力は勉強を始めると終わりのないくらい勉強を必要とします(それはそれで楽しいのですが)。
その割に現場で使う機会は少ない。ではなかなか成果を出せずヤキモキしてしまうと思います。
ビジネス力やコミュニケーションスキルは一朝一夕で身につくものではなく時間をかけて習慣化するものではありますが、データサイエンス力よりは取っ付きやすいスキルなのではないでしょうか。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回の内容が皆様にとって有益であれば幸いです。
noteを書くきっかけは
これまでのインプットをアウトプットする機会とすること
パラグラフでの文章を書く練習をすること
情報発信の練習をすること
です。
今後もできるだけ書いていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。