教えてください!中国語とマレー語⑥ 指示代名詞の疑問形
すみません、間違えて消してしまったので、再アップします…
今回は、指示代名詞を使った疑問文の作り方についてです。
「これ・それ・あれ」そして「どれ」を使った疑問文の作り方を覚えると、ボキャブラリーも覚える必要があり、一石二鳥ですよね。
日本語を学ぶ生徒たちのもそう教えていますので、自分も実践しなければ!
Aですか、Bですか?
まずは、簡単な選択の疑問文からです。
指示代名詞の説明でよく使われる「これはりんごです」と言う文の応用です。
まずは中国語の例文から。
「这是苹果还是橙子?」 (Zhè shì píngguǒ háishì chéngzi?)
「これはリンゴですか、オレンジですか?」
中国語で、複数の選択肢の中から一つを選ぶように相手に問う場合の選択疑問文では、「还是」が使われ、構文としては
「这是A还是B?」 (Zhè shì A háishì B?)
で、「これはAですか、それともBですか?」となるようですね。
さらに、疑問文ではなく「平叙文」の場合には、「还是」の代わりに「或者」 (huòzhě)を使うようです。
「我可以喝咖啡或者茶」(Wǒ kěyǐ hē kāfēi huòzhě chá.) で「私はコーヒーかお茶を飲むことができます」となります。
では、マレー語の場合はどうでしょうか?
マレー語で、複数の選択肢の中から一つを選ぶような選択疑問文の場合には、「atau」を使います。
構文としては
「Adakah ini A atau B?」
で「これはAですか、それともBですか?」となります。
マレー語の平叙文の場合には、「dan」が使われ、「そして」「と」の意味で、並列や列挙に使います。
「Saya suka teh dan kopi.」で 「私はお茶とコーヒーが好きです」となります。
ただ単にAかBかを聞くケースは少ないかもしれませんが、AかBのどちらを選ぶか、という疑問文のケースは、日常生活でも多いので、汎用性が高いですね。
いっしょに覚えるほうがいいかもしれませんね。
Aがいいですか、Bがいいですか?
では、「リンゴがいいですか、オレンジがいいですか?」という文はどうなるでしょうか?
中国語の場合
「你要苹果还是橙子?」 (Nǐ yào píngguǒ háishì chéngzi?)
中国語で「欲しい」は「要 (yào)」で表現することができます。
「要」は「〜が欲しい」「〜を要る」「〜したい」など、広い意味で使われ構文は「主語 + 要 + 名詞」となります。
「想 (xiǎng)」は「〜したい」「〜と思う」という柔らかい願望や考えを表します。
「我想买这个」(Wǒ xiǎng mǎi zhège.) 「私はこれを買いたいと思っています」のように使います
マレー語では以下の通りです。
「Anda mahu epal atau oren?」
マレー語の「mahu」は「欲しい」「〜したい」「必要とする」という意味を持ち、動詞として使われます。
構文は「主語 + mahu + 名詞」です。
マレー語には「mahu」と同じ意味を持つ「hendak」という言葉もあり、ほぼ同じ意味で使われますが、若干の違いがあります。
「mahu」が口語的で日常会話でよく使われるのに対して、「hendak」は形式的で書き言葉や公式の場面で使われることが多いようですね。