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授業の後のフォローアップが重要!

何回かお伝えしましたが、毎回、授業の前のスライドの準備には多くの時間をかけています。
それぞれの生徒さんの理解度や進み具合、興味の対象、強みと弱みなどを考えて、その生徒だけのスライドを作成しています。

フォローアップも怠りなく

では、授業後は時間がかからないかと言うとそうではありません。
基本としては、その授業で学んだスライドをシェアするのですが、授業で話題になったことを付け加えたり、練習問題の答えを書き加えたり、その授業のポイントを示したりします。

また、当初予定してスライドを使わずに、つかみの「フリートーク」から話がふくらんだ場合には、その中で出てきた語彙や文法について、あらためてスライドを作成し説明します。
数名の生徒さんは、テキストを使わずに、このフリートークが中心となっていますが、その場合には、話をした内容をしっかりとメモしておき、内容をできる限りもれなく説明するようにしています。

ですから、授業が終わってからの「フォローアップ」にもしっかりと時間をかけ、復習すれば、学んだ内容をより深く理解できるように工夫しています。

コーチング

日本語講師は、生徒さんをコーチングしていきます。

日本のラグビーを、ワールドカップでも勝てるような国へと育て上げた「エディー・ジョーンズ」元日本代表のヘッドコーチは、『コーチングとはアートであり、信じることだ』と述べています。

エディ元ヘッドコーチには名言が多いです

また、『選手一人ひとりにとって、何が必要なのか、それを見極めるのがコーチングにおける「アート」なんです』とも述べています。

コーチングでは、最後の「フィードバックとサポート」も大事なプロセスとされています。
私も、最後まで気を抜かずに、しっかりとクロージングできるように気をつけています。

ピークエンド効果

noter の『たいち@毎月15万円稼ぐオンライン日本語教師』さんは、満足度を上げるための方法として、「ピークエンド効果」を利用するのがいいと紹介しています。

そして、具体的な方法として、自分の声を録音して、そのまま生徒に送り、生徒はその録音を聞いて、シャドーイングして、音声ファイルにして送り返してもらっているそうです。

シャドーイング

この方法に私も挑戦してみました。
いつもはスライドのみを授業終わりにシェアしていますが、今回は3人の生徒さんに、その日の授業で学んだ構文や、練習課題の一部を音声ファイルにして送りました。
「たいち」さんは、ご自身の声を録音されているそうですが、私は読み上げアプリを使って音声ファイルをつくりました。
そして、つくったファイルを WhatsApp で生徒さんに送ります。
生徒さんは、そのファイルを聞いて、WhatsApp の録音機能を使って、自分の発音を録音して送り返してくれました。
その後、次の授業でもう一度発音してもらい、修正していきました。
生徒たちも、初めての課題に楽しんで挑戦してくれ、好評でした。

素晴らしい方法を紹介してくださった「たいち」さん、本当にありがとうございます!
今まで、「本当にこのフォローアップでいいかなあ…」と悩みながら続けてきましたが、この新しい方法を取り入れることで、さらに生徒の理解度がすすみ、とらえきれていなかった「発音」に関する復習の方法も確立できそうです。

今後も、皆さんの方法や経験などを参考に、さらに改善し続け、生徒とともに成長し続けたいと思います。

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