JLPT N4合格!
今、対面で教えている学生さんの一人が、初めてのJLPTでN4に挑戦して、見事合格しました!
彼は、週2回学んでいますが、私の生徒になる前に、クアラルンプールにある外国語教室で半年間学び、「みんなの日本語」の中級(Lesson50)まで終了していました。
非常にまじめで、復習を欠かさず、以前のノートを見ると書き込みでいっぱいでした。
会話の勉強をしたい
オリエンテーションのオンラインクラスのときに、彼から「N4のテストが近いけど、文法はある程度自信があるので、リスニングと会話のクラスにしてほしい」との要望がありました。
確かに、日本語の会話は少したどたどしくて、すぐに英語を使ってしまいました。
どう教えればいいのだろう?
今、ボランティアで教えているクラスは完全に初心者のクラスで、1年弱経った今、「みんなの日本語」のLesson12に入るところで、あと3回の授業で1年間の講座が終了します。
また、オンラインで教えている3名も初心者のため、ボランティアの講座で作ったスライドを再活用して教えています。
ある程度日本語がわかり、会話中心の授業を要望しているので、どうやって教えればいいのか大変に悩みました。
ネットで、体験者の声をチェックしたり、クアラルンプールで手に入るテキストを調べてみたり…
「TRY! 日本語能力試験」
いろいろ探し、皆さんの声を参考にして、生徒さんの要望をでき得る限り叶えてあげられ、飽きの来ない授業にしようと思い選んだのが「TRY!日本語能力試験」というテキストです。
今回JLPTのN4に合格した彼は、文法に関してはかなりの理解力があるため、N5を少し試した後、現在は、N4とN3を交互に教える形をとっています。
このテキストは、文法や用法の記述が詳しくて、わかりやすいため非常に役に立ちます。また、ダイアログの音声ブックもあるため、リスニングの練習にもなります。
独自の問題でリスニング力をチェック
クラスの進め方としては
①まず、音声テキストを聞いてもらう(メモを取るのはOK)
②簡単な質問に日本語で答えてもらう
このときには、JLPTのように選択式ではなく、答えてもらうようにして、
できるだけ日本語を話す能力を上げられるようにしています。
③テキストで文法説明
④練習問題をつくり、空欄に当てはまる言葉(教えている文法を使う)を答
えてもらう。
⑤その文法を使って独自の文をつくってもらう
このようにクラスを進めています。
能力も理解力も高いため、質問が必ずありますが、その場で答えられるものは答え、確認が必要なものは、次のクラスの冒頭で、復習として教えています。
試行錯誤・暗中模索中
彼は来年N3の受験を希望しています。
今後どのように授業を進めていくのか、あらためて彼と確認しながら改善していくつもりです。
また、彼のほかにも、来年の7月にN4レベルの受験を希望している生徒が3人いて、それぞれレベルも大きく異なるため、こちらも現在試行錯誤をしながら進めています。ただ、暗中模索といった状態で、この3人それぞれに合った方法を見つけなければと思っています。
情報や気持ちをシェアできれば…
Noteを書いている方には、日本語を教えている方がたくさんいらっしゃいます。
正直、生徒がモチベーションを維持するのも大変ですが、先生である私側もモチベーションを一定に保つのは大変です、お恥ずかしいですが…
皆さんの経験や情報、その時々の気持ちをシェアできればと思います。
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