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同じことをしても野球が批判されない理由。ダブスタなんて普通と心得よ。

ダブルスタンダードで怒る人がとても多い


いやー
最近「ダブルスタンダード」ってよく聞きますよね。

同じことをしてもあの人はものすごく批判されるのに、別の人は全然何も言われない

みたいなことです。
確かに腹立たしいですよ

私は相撲ライターという立場なので、同じことをしても大体つるし上げられる方なわけです。

暴力沙汰が起きる
コロナ対策ガイドラインを守らない
女性関係でやらかす

どこかでなんか起きるんですよ。

で、それを相撲界全体の問題として批判する。
そして私がメディア出演して背景を語ったり他のコメンテーターの方から厳しい質問を受ける。

こういう時だけ元力士じゃなくて私が選ばれるんですよ。別にボコられるわけでもないし、私が言える範囲で説明するだけなんで全然いいんですけど

相撲がやり玉に挙げられやすいのは仕方ない面もあります。朝青龍現役後期からいろいろあり過ぎましたからね。

だから、力士や相撲界がなんかやらかした時ほど私は忙しくて、言葉を選んで、とにかく自分に出来ることに努めるわけです。

という導入をした、ということはですよ
ちょっと、というよりこれについてはだいぶ不満もあります

野球に対するダブルスタンダードがヤバい


だってね、全然競技全体として批判なんて受けない業界もあるんです

最たるところが野球です。

野球選手って毎年かなりえげつない女性トラブルを起こしたり、いろんな事件が起きている訳ですよ。

しかも、野球界の顔ともいえるような超有名選手が

その選手単体でかなり報道もされますし、批判もあります。そこは全然フラットでいいと思うんです。

ただね
何故か「球界全体で浄化が必要」っていう意見にはならんのですよ

いやいやいや
野球界毎回色々起こしてますやん

これ、完全に体質的なものですよ
その選手一人をボコっても仕方ないレベルです

よくマスコミの皆さんは再発防止がどうとか、コンプライアンスがどうとか仰るじゃないですか。

特に大相撲ってそういう綺麗な言葉を使ってぶん殴られるわけですよ。殴るなとは言わないし、その言葉を使われても仕方ないし、それくらいずれているんですよ。だからそこは何も言いたくないし、言わないです。

ただ、
じゃどうして野球にはその言葉使わないんですか?
って話になってくるんですよ。

だってね、毎年同じような問題を繰り返し起こしているのに、相撲界に見せる正義感を全く彼らは野球界には向けないんですよ。

これは不思議ですよね。

野球なんて日本一人気と報道量が多い業界だから、各所に与える影響は大きいし、何かあったら絶対に正さなきゃいけないのに、ですよ。

相撲だと正義の言葉が使われるのに、野球だと甘々になる。まぁつまり、ダブルスタンダードの最たるところです。

だから野球以外のスポーツのファンの皆さんはどんどんアンチ野球化していくんです。報道量も多いし、不祥事にも甘々ですからね。

そりゃ腹も立ちますよ。

どういうわけか同じことをやってもボコられない業界って野球のほかにも割とありまして。

あまり政治的なことは言いたくないですが、リベラルと言われる人たちにはメディアの皆さんはかなり甘いのは事実だと思います。

先日も女性蔑視発言をなさったコメンテーターの方が居ましたが、報道はされず、SNSで別の問題との騒ぎ方の違いに怒りの声が上がりまくりました。

あと、彼らが怒っているのはメディアが取り上げないこともですが、普段このような問題にはビビットに反応する方たちが沈黙ということもでした。

ダブルスタンダードなんて当たり前のこと

で。
ここからが本番です。

私は別に野球とリベラルを敵視したい訳でもなければ、マスコミをぶっ叩きたい訳でもなくて。

世の中こんなもんだということです。
ダブルスタンダードなんて当たり前なんですよ。
今日言いたいのはね。

腹立てても仕方ないです。
だって報じるのはマスコミなんですから。

言っても変わらないことに腹立てても時間と精神の無駄遣いということを心得ないといけないと思うんです。

ストレスの8割は自分の力ではどうしようもないことなので、正してくれないことが存在すると理解することが大事です。

世の中には叩かれやすい人と叩かれにくい人が居るんですよ。

ダブルスタンダードの本質ってそこだと思います。

子供の頃からえこひいきなんて普通に存在したし、不満を訴えたところで先生達は変わらなかったじゃないですか。

別に不祥事も失言も、彼らにはどうでもいいんです。嫌いなやつが隙を見せたら叩くためにそれらを使う。

好きな人がやっちゃったら無視するか、深刻化しない程度に扱って手打ちにする。

マスコミも先生もそこは同じです。

ともかく私達は生きていく限りえこひいきがあることを甘んじて受け止める必要があります。

腹立てても仕方ないんすよ
彼らが変わらない以上、その上で生きていかないと

私たちは基本的には叩かれやすい立場で生きるしかない


この状況でどう生きるか?
ってなったら二択に迫られます。

叩かれやすい立場で生きるか
叩かれにくい立場で生きるか

楽なのは叩かれにくいように立ち回ることですよね。

そっち側に行けば大概のことは守ってくれるので、口が軽くても多少悪いことをしてもなんとかなっちゃう。

叩かれにくい立場になるには、守る側にとって有益な人になることが大事です。つまりね、マスコミにとっての野球になっちゃえばいいわけです。

これはねえ・・
言うのは簡単です。

でもそれが難しいんですよね。

会社だったら超がつくほど圧倒的な結果を出せばいいけど、みんなそうはなれないですから。


あとは、その人に好かれるような振る舞いをし続けなきゃいけないけど、無理してやってもストレスたまっちゃいます

相撲だってマスコミにもっと優遇されてもいいけど、相撲叩くと数字取れるんですよ

困った
私達はそうやすやすと野球側にはなれない

だからどうしてもえこひいきされている側に不満を述べる視点になってしまう

まぁ正常だと思うんですよ。
守られる立場になって調子こく生き方とかそれはそれでどうなんだって話ですからね。

だから私達の大半は叩かれやすい立場としての生き方を迫られる。

そこに不満を言っても何も始まらないですから、まずは受け入れましょう。

叩かれやすい人として生きるのは結構大変だし、ストレスも溜まりますけど、大事なのは我を保ち続けることです。

これしかない

世の中から大らかさなんてもう消え失せていますからね。色んな発言に対してクリーンになりましたけど、ってことは私達自身もクリーンでなければいけない。

大らかさとクリーンさをブレンドするなんて無理ですから。

人生=スペランカー=クソゲー!?


えこひいきされる人以外は落とし穴だらけで、しかもスペランカーを残り一機でやっているのと同じですからね。

ちょっとの段差であの気の抜けた死亡メロディーが流れると思いましょう。

スペランカーが死にやすくてゲームオーバーになりやすいことはムカつきますけど、アップデートされない訳ですよ。

そうしたら、もうそのルールでやるしか無い
私達の人生はスペランカーやるようなもんです

そう
人生スペランカー
スペランカー人生

どっちの方がピンと来るかな
どっちでもいいか

ダブルスタンダードであることは文句言っても仕方がないし、むかつくけど受け入れよう。

そして、自分がどっち側の人間なのかを考えよう。

まぁとにかく何が言いたいか?っていうと、スペランカーやるくらいに言動には気を付けないと大怪我するぜ、ってことです。

ただ、人生はクソゲーではないです。

ちなみに今日のVoicyは同じトピックですが、喋っているうちにちょっと違う方法を思いつきました。

昔の「かまいたちの夜」的なマルチエンド作品みたいなノリでお聴きいただけると嬉しいですね。

あと、質問箱作りました。

元々はライター志望の皆様向けに兼業ライターの私が回答する目的で作りましたが、それ以外でも大丈夫です!

noteのコメント欄でいただいた質問は私の方で転記して回答しておきますね。


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西尾克洋/相撲ライターの相撲関係ないnote
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