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クマと人の共存の在り方

・NHK BSプレミアム4K #ダークサイドミステリー 「ヒグマ事件 150年間に何が起きた? 〜なぜ獣害は発生?知られざる生態〜」初回放送日:2024年6月11日
今、大きな問題になっているクマの獣害事件。実は北海道では100年以上前の明治~大正期に、同じようにヒグマ事件が急増していた。警戒心が強く木の実が好物のヒグマが、なぜ人を襲ったのか?この時代にヒグマと人間に何が起きたのか?明治以降150年、2000を超える事件の検証から見えてくる、ヒグマの意外な生態とは?三毛別事件をはじめ知られざる事件から浮かぶ人間側の過失とは?ヒグマと人間の悲劇の歴史を振り返る。

・石名坂豪さんに聴くクマと人の共存の在り方

・石名坂豪さんインタビュー

・ヒグマクライシス

・『クマにあったらどうするかーアイヌ民族最後の狩人 姉崎等』語り手・姉崎等/聞き書き・片山龍峯(ちくま文庫)は、「生き物地球紀行」等の番組制作に取り組まれた片山氏と60頭のクマと対峙した狩人の対話。非常に面白く、そして恐ろしい本だった。まず瀕死のクマの逆襲の知恵の高さに驚愕。逃げる際に偽の足跡をつけて人間を誘き寄せ背後から襲うとか、人間だってできるのか?という技を繰り出す。そして平面な道では時速60キロで走れる。とはいえ彼らは人間は強いと認識している。それは銃を持っているだけでなく、人間がチェーンソーで大木を切り倒したり、重機で山を削ったりするのを見て脅威に感じているからだという。すごい観察力。知能・身体能力ともに半端ない動物なのだ。こんなクマと遭遇したとき、どうしたらいいのか?〝アイヌ民族最後の狩人〟姉崎等氏は、人間は強いという彼らの思い込みを利用するために、遭遇したときは逃げるなと説く。対応策を詳しく説明しているが決死の覚悟は必須。クマに組み伏せられたら腕を口に突っ込んで舌を掴んで前後に揺さぶるべし😱等々、実際に実行できる人はどれだけいるのか…?というものだけど知っておいて損はなく、ともかく本として読み応え抜群。山の神の本当の姿に震えっぱなしだった。

・未読

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