見出し画像

NHKBS「ユナちゃんの瑠璃色の鳥〜岡山県 吉備中央町〜」ブッポウソウ保護をする地元の人たちの紹介

NHKBSプレミアム 小さな旅「ユナちゃんの瑠璃色の鳥〜岡山県 吉備中央町〜」(2020年7月12日(日)放映)を視聴した。雄大な中国山地の南側。標高500メートルほどの山あいに小さな集落が点在している。岡山・吉備中央町である。初夏の風吹き渡る棚田。平地の少ないこの地で人々は山を切り開き僅かな米を作りながら暮らしてきた。毎年夏の時季にこの町の人々が心待ちにしているのが瑠璃色の鳥、森の宝石と呼ばれるブッポウソウ。夏の初め、遠く南国のボルネオなどからやって来る渡り鳥。各地の里山に飛来し子育てを行う。しかし戦後、日本中のクヌギやナラの森が開発され、今やまとまった数が見られるのは中国山地のこの一帯だけとなった。愛くるしいブッポウソウにすっかり魅せられた元警察官の中山良二さん。巣箱の中が見える専用モニター。巣箱の観察モニター。町じゅうの知り合いに声をかけ山里のあちこちに400もの巣箱を設置。毎年、1000羽近いヒナが巣立っていく。ブッポウソウが来んでも「忍の一字じゃ」。過疎化が進む。ブッポウソウがやって来るこの季節。もう一つの宝が輝き始める。マスカットと巨峰を掛け合わせた甘酸っぱい大粒のぶどう「ピオーネ」、食べやすく種なしに改良したのがここ岡山である。江戸時代から続く農家の大月輝巳(おおつきてるみ)さん、種なしピオーネを手塩にかけて生産する。今ではこの町一番の特産品にまでなった。この地区のぶどう作りがどんどん増えている。ブッポウソウの巣箱が置かれた小学校でも、子どもたちがブッポウソウの観察に余念がない。ブッポウソウの不思議な生態を追いかける小学4年生の佐々木柚奈(ユナ)ちゃん。巣箱を取り合うブッポウソウ。子育てをする家の取り合い。6月下旬、町じゅうの巣箱でヒナが次々と産まれる。夏が終わるとはるか南の国へ旅立つ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?