2023年3月「東大研究者の本棚」第3弾ブックトーク「言葉の海を泳ぐ」視聴メモ
去年の3月に参加した東京大学総合図書館シリーズイベント「東大研究者の本棚」第3弾、石原あえか教授ブックトーク「言葉の海を泳ぐ」の視聴メモ。
銀杏(イチョウ)はゲーテの木と呼ばれている。伊能忠敬とゲーテは同時代人。ゲーテも地図コレクター。ゲーテは大都市が嫌いなのでドイツの中でゴソゴソ動いている。
架空の未来小説『ガラス玉演戯』(ヘルマン・ヘッセ作)。
ゲーテの孫が素晴らしい人で、ゲーテの遺品が絶対に散逸しないように頑張った。
ゲーテの時代の芸術を理解するのに最も重要な概念が「崇高」という概念を分かりやすく教えてくれたのが、マージョリー・ホープ・ニコルソン『暗い山と栄光の山』小黒和子訳。ゲーテ以前の時代では、山は怖いもの、行きたくない場所、山は、大地を顔だとするとイボのようなものだと思われていた。崇高は自然と人間が対峙する概念(↔️日本人は自然の中に人間がいるので対峙しない)。
サイモン・ウィンチェスター著『世界を変えた地図:ウィリアム・スミスと地質学の誕生』。
皮膚科の皮膚の症例『日本のムラージュ』写真家の大西さんは義眼や義足の写真集を撮ってる人、ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』は最後は外科医になろうとするが、死体が手に入らない時は蝋製医学模型標本(ムラージュ)を使う。食品サンプルの技術はムラージュから来ている。
石原あえか先生 著作リスト
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/sites/default/files/2023-02/hondana3-booklist2-2.pdf
「測地原圖」画像公開サイト
石原あえか先生が選んだ図書リスト
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/sites/default/files/2023-02/hondana3-booklist1.pdf
ケーファーシュタイン作《ドイツ総合地質図》
石原あえか論文「地球一周分を旅した詩人ゲーテと地図-ブラウフース作《ヴァイマル公の公園図》とケーファーシュタイン作《ドイツ総合地質図》を例として-」
TALK 芸術と科学の蜜月を再び(季刊「生命誌」74号)石原あえか×中村桂子
ゲーテ自署付書簡 [Letter] Weimar, 29. Dcbr. 1822 [to L. W. Cramer](WA IV-36, S. 249対応)
日本に現存するゲーテ書簡 : 調査報告と再発見
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