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「城マスター」千田嘉博さんと梅林秀行さん(京都高低差崖会崖長)が道の凸凹を探る岡山街歩き

3年前に観たNHK BS プレミアム「絶対行きたくなる!ニッポン不滅の名城「岡山城」」(4月2日金曜日22:00~22:59放送)の視聴メモ。漆黒の壁が印象的な天守と、美しい大名庭園・後楽園で知られる岡山城は、山陽の抑えとして、天下人の側近たちが築城。広大な敷地に石垣が張り巡らされた巨大城郭だ。ビルが立ち並ぶ都市の中に、知られざる痕跡が残り、格別な城歩きが楽しめる。天守は、見る角度によって違う表情を持つ複雑な形。信長の安土城に似ているともいわれるが、その姿に秘められた意図とは?名高い後楽園も城の一部。築城から百年を経て完成した理由とは?おなじみの「城マスター」千田嘉博さん(奈良大学教授)が解明する驚きの真実。千田さんと梅林秀行さん(京都高低差崖会崖長)が道の凸凹を探る街歩きをするのが楽しかった。

『見る角度によって天守の表情が変わる漆黒のフォルム・岡山城(岡山県岡山市)豊臣秀吉から57万石を与えられた宇喜多秀家の居城で、岡山市のシンボルとして親しまれている岡山城。黒漆塗の下見板が特徴的な漆黒の天守は、烏の羽にたとえられ烏城(うじょう)とも呼ばれたそうです。実はこの天守は、天守台が全国的にも珍しい不等辺五角形の形状のため、正面、斜め、裏側と見る角度によって“表情”が変わってくるのです! 番組では、なぜそんな複雑な造りにしたか?が話題となり、「堅い岩盤が不等辺五角形だったため、その形に合わせた」「城主が織田信長のファンだったから安土城へのオマージュ」などさまざまな推理が挙がっていました。』


梅林秀行『京都の凸凹を歩く -高低差に隠された古都の秘密』(青幻舎、2016年)

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